原田マハさんの本で、アートを題材にした小説の中心となる画家に作品などをまとめてみました。
美術鑑賞が好きな方なら、原田マハさんの小説を読まれる方も多いのではないでしょうか。
私も、原田マハさんの小説が大好きです。
ご存じの方も多いでしょうが、原田マハさんは、美術館の勤務にキュレーターという専門職にも就かれていた経歴を持つ作家さんです。
だから、画家や作品に関した小説を多数、出版されています。
私もほとんど読んできましたが、小説に登場する画家を書き出してみたいと思い、まとめてみました。
すべてが事実ではなくフィクションも多いですが、画家の生い立ちや活動していたときの社会情勢や風景などは、詳しく描かれています。
物語としても、じゅうぶんに読みごたえのある本ばかりです。
好きな画家や作品があれば、マハさんの小説を読むことで、作品が生まれた背景がわかって、より興味が増すかもしれません。
好きな画家はいますか?
原田マハさんの本に登場する【画家や美術作品】
一人の画家、ひとつの作品をテーマとした長編もあれば、数人の画家が出てくる小説もあります。
また、短編では、1編ごとに違う画家や作品(絵画)がテーマとなっていたりもします。
( )内の登場人物は、主人公ではないけれど、話の中に出てくる画家です。
原田マハの小説を画家・作品別で紹介
本のタイトル | 中心となる画家・作品 (登場する人物) |
楽園のカンヴァス | アンリ・ルソー「夢」(ピカソ) |
ジヴェルニーの食卓 | モネ、マティス、ドガ、セザンヌ |
ユニコーン ジョルジュ・サンドの遺言 | タペストリーの「貴婦人と一角獣」 |
デトロイト美術館の奇跡 | ピカソ、ゴッホ、マティス、モネ、セザンヌ |
暗幕のゲルニカ | ピカソ「ゲルニカ」 |
サロメ | オスカー・ワイルド、ビアブリー 「サロメ」 |
アノニム | ジャクソン・ポロック「ナンバーシリーズ」 |
モダン | ピカソ、マティス、ルソー、ワイエス |
たゆたえども沈まず | ゴッホ「星月夜」「タンギー爺さん」他 |
常設展示室 | ピカソ、ゴッホ、フェルメール、ラファエロ、マティス、東山魁夷 |
原田マハの印象派物語 | モネ、マネ、ドガ、ルノワール、カイユボット、セザンヌ、ゴッホ |
風神雷神 | 俵屋宗達(カラヴァッジョ、狩野永徳) |
リボルバー | ゴッホ、ゴーギャン |
※本のタイトルをクリックするとAmazonの商品ページに移動します。
私は、『原田マハの印象派物語』以外はすべて読みました。
>原田マハ【アート小説】本と美術が好きな人におすすめ!面白いのは?
『原田マハの印象派物語』は、印象派の画家たちをテーマとした短かい話が入っていて、後半はその画家を巡る旅をした記録となっているようです。
こうして出してみると、マハさんが好きな画家のピカソの登場が多いですね。
絵を観てから読むか本を読んでから観るか
原田マハさんの小説は、読みやすい物語となっているので、画家や作品について知らなくても大丈夫です。
私も原田マハさんの本を読むことで知った画家や作品は多いです。
読みながら気になったら、調べたりもします。
- 小説を読んでから、画家や絵に興味を持つ
- もともとその絵や画家が好きで、発売された小説を読む
の2通りがあるかと思います。
私は、ほとんどの場合、小説を読んでから興味を持つことが多いです。
でも、好きな作品が小説になっていたら気になります。
『風神雷神』がそうでした。
有名な琳派の芸術絵画ですね。
私も大好きなんです。
だから、原田マハさんが『風神雷神』をテーマに小説を出されると知った時は、驚きと同時にとても楽しみにしていました。
想像を超える素晴らしい作品でしたよ。
原田マハさんの小説では、画家や作品の背景が知れます。
実際にその作品を観る機会ができたら、また思い出すこともできます。
好きな作品が来日することが分かれば、めったに無い機会だから観に行きたくなりますね。
原田マハさんのアート小説を読んだ感想
自分の好きな美術作品の本があれば、楽しめるかもしれませんね。
興味がある本があれば、私がこれまでに紹介している記事もよければ参考にしてください。
おわりに
私も好きな作家さん、原田マハさんの美術をテーマとした小説を集めてみました。
登場する画家や作品も、調べながら、思い出しながら、わかる範囲(覚えている範囲)で紹介してみました。
美術鑑賞が好きで、その作品にまつわる本を読んでみたいと思われている方の、参考になればうれしいです。
原田マハさんのアート小説を、内容と合わせて紹介しているページはこちら。
>本と美術が好きな人におすすめ!【原田マハのアート小説8作品】