私が子育てをしてきた経験から、子どもの成長に必要だと思うことをお伝えします。
私には、成人した娘が2人います。
現在、20歳と23歳です。
なんとか、無事にここまで成長してくれました。
私は、若いときから子どもが好きだったし、子育ても楽しみながらしていました。
意識してやってきたことは、成長した2人の娘たちを見て、間違っていなかったのかなーと思ったりもします。
もちろん「もっとこうしたら良かった。」「あの時にこうすれば良かった。」と、後悔がまったくないわけではありません。
親子げんかもしましたし、母親として、決して完璧でもありませんでした。
でも、普通にここまで育ってくれたことで、私としては十分です。
そんな私が、子育てで大事にしてきたこと
- 本を読む楽しさを知ってほしい
- 実体験をさせてあげる
です。
私が思うには、この2つは、子どもの心の成長に大きく影響するのではないかと思っています。
- 実際にどんな本を読んだらいいのか。
- どんな体験をさせてあげたらいいのか。
子どもに本を読ませたい理由に、読みやすい本の紹介、そして実体験をさせてあげる内容についてお伝えします。
子どもに本を読む楽しさを知ってほしい
子どもたちが小さい時には、寝る前に絵本の読み聞かせをしていました。
少し大きくなると、私が本が好きなので図書館にも一緒に通いましたし、読みたい本を買ってあげることもありました。
娘たちがそれぞれお気に入りの本は、自分でお年玉で買うこともありましたね。
本を読む楽しさを知ってほしいです。
でも、本は楽しいだけでなく、読むことで得られるメリットもあります。
子どもに本を読ませたい理由、メリット
本は、読んでいるだけで自然といろいろなメリットが得られます。
本を読むだけでたくさん学べることがあるんですね。
- 読む力がつく
- 想像力が養われる
大きくとらえるとこの2点ですが、この中には様々な内容が含まれます。
読む力がつく
はじめから難しい本を読む必要はありません。
読みやすい本からで大丈夫ですが、それでも読む力はついていき、言葉も自然と覚えていきます。
「読む」ことが苦手でなくなったら、自分から自由に本を選んで読めるようになります。
想像力が養われる
物語なら、自然と頭の中で想像しながら読むでしょう。
そうして、勝手にイメージトレーニングしているんです。
冒険に出たらどう行動するのか、人が困っていたらどうやって助けるのか。
そんなことを、知らずしらずに考えているんですね。
感受性も豊かになり、自分も一歩を踏み出せるようになったり、人に優しくなったりできます。
私が読んだ本で、「本の力」についてわかりやすく、まとめられた小説がありました。
夏川草介さんの『本を守ろうとする猫の話』で、大人の人にもオススメの本です。
こちらで、もう少し詳しく紹介しています。
>『本を守ろうとする猫の話』の感想|これはファンタジー化した読書術?
本には、いろんな力が詰まっています。
だから、まずは、子どもたちに本を読む楽しさを知ってほしいです。
青い鳥文庫は子どもも大人も読みやすい
子ども(小学生)が読みやすい本に講談社の青い鳥文庫があります。
子ども向けと言っても、青い鳥文庫は、とてもジャンルが多いです。
上橋菜穂子さんや宮部みゆきさんの本もありますし、子どもが読むだけではもったいない面白いお話もあります。
シリーズ物もいろいろあり、「若おかみは小学生」や「黒魔女さんが通る」に「名探偵 夢水清志郎」シリーズなどを、娘たちは喜んで読んでいましたね。
▼コラボした作品も
そうして娘たちは、小学生のときに本を読む楽しさを知りました。
本を読むと、自分で想像する力が自然とつき、また考える力にもつながるのではないかと思います。
学校だけでなく、生活する上で「読む」ことはずっと関わってきます。
早いうちから本を読むことで、自然と読む力をつけておくといいですね。
でも、子どもは与えられなければ、自分から本を読むことがないまま過ごしてしまうかもしれません。
大人が「これ、面白いよ。」とすすめた本にはまる子もいます。
男の子が好きそうな本
男の子なら、読みやすい「エルマーの冒険」や「かいけつゾロリ」などから入る子も多いようです。
だんだんと自分から興味を持って、冒険物の「ロビンソン漂流記」にミステリーの「怪人二十面相」などを読むようになる子もいます。
お父さんお母さんも読んでみたくなるかも
読書がちょっと苦手なお父さん、お母さんは、この機会に青い鳥文庫を子どもさんと一緒に読んでみるのもいいかもしれません。
そして次に、実際に体験させてあげることも大事です。
子どもには実体験させることが大事
体験させてあげると言っても、難しいことではなく、カンタンにできること、近くに行ける場所で大丈夫です。
例えば
- 外遊び(公園や広場での遊び)
- 動物園や水族館に行く
- 親子で楽しめるスポーツをする
- 家の手伝いをさせる
とかです。
外遊びをたくさんしよう
子どもがまずはじめに、外で体験できることで、公園での遊びは多いですね。
1才ごろから公園に行くことはオススメです。
最初は一緒にブランコに乗ったり、すべり台をすべったりするくらいですが、毎日のように同じ公園に行っていると、顔なじみのお友達ができます。
私の娘たちもはじめてできたお友達は、公園で出会ったお友達でした。
ママたちとも仲良くなれ、娘を連れて公園に行くことは、私にとっても楽しみな時間にもなりました。
子どもが親から離れて、同じ年頃の子どもたちと遊ぶのを見守っていると、だんだんと成長が感じられます。
おもちゃを借りたり貸してあげたり、お友達が転んで泣いたらなぐさめてあげたり、そんなことを学べるのは、実際の体験からでしょう。
動物園や水族館に行く
お休みの日には、普段と違うところへ出かけるだけで、子どもにとってはとても興奮するものです。
動物園や水族館がおすすめなのは、それまで絵本やテレビで見ていた生き物たちを、間近で見ることができるからです。
私も小さい娘をベビーカーに乗せて動物園に行った時のことを、20年近くたった今でもよく覚えています。
目の前の動物たちに興味津々で、ベビーカーから身を乗り出して、じ~っと見ていた姿は忘れられません。
親子で楽しめるスポーツをする
親子で楽しめるスポーツは、子どもが少し大きくなってからになるかと思います。
バトミントンでもボール遊びなど、ちょっと広い場所でできることから、アイススケートやボーリングなど、出かけてできるスポーツなどいろいろありますね。
今では、公園ではボール遊びが禁止のところも増えてきているので、お休みに広い公園や広場へ出かけるだけでも、子どもにとっては新鮮で楽しい思い出になるでしょう。
家の手伝い・料理やお菓子作り
家のお手伝いも、立派な実体験です。
少しずつ、できることをさせてあげましょう。
お料理もそうですが、お菓子作りは子どもにとっては楽しい作業です。
子どもと一緒だと時間がかかりますが、そんな時間は子どもが小さいときだけ。
慌てず時間がかかっても、子どもがやりたがったら一緒に作ってあげてください。
クッキー作りは型抜きが楽しいし、オーブンがあれば作れます。
>ダイソーの抜型でかわいいミッフィークッキーを手作りしてみよう
最後に
私が実際に、2人の娘を育てた経験から思うことをお伝えしました。
男の子は育てたことがないので、また少し違うかもしれませんが、私には弟もいましたし、主人の話からも、似たような感じだと思います。
子どもの心の成長を大切にして欲しい。
そのために、私が思う大事なこと。
- 本を読む楽しさを知ってほしい
- 実体験をさせてあげる
それほど難しいことではないと思います。
できることからで大丈夫です。
小さい子が、集中して遊んでいる時は、そっと見守ってあげてください。
でも、成長してできることが増えてくると、親(大人)が「これ、やってみる?」と声かけしてあげることも大事だと思います。
親がいつも見守ってくれていると思うから、子どもは安心していろいろなことにチャレンジできるのです。
子どもたちはご飯をしっかり食べさせてあげれば、体は自然と成長していきます。
でも、心の成長には小さい頃から大人の手助けが必要です。
成長とともにその手助けは減っていくでしょう。
子どもと一緒に過ごせる時間を大切にして、親も成長していくのだと思います。
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