麒麟(きりん)と聞いて、何を思い浮かべますか?
え、ビール?
まあ、そういう方も多いでしょう。
そして、大河。
「麒麟がくる」は、来年2020年からはじまる予定の大河ドラマです。
なんとか代役も決まったそうで、これからどこまでやれるのか?
本当に、関係者の方々のご苦労は・・・。
今日は、その麒麟ではなく、本好きが気になるのは別の麒麟。
そうです、小野不由美さんの「十二国記シリーズ」です。
麒麟と言えば『十二国記』
ここまで人気なのか、とあらためて知ったのは、我が家でとっている新聞記事からでした。
紙面でも、広告ではなく上の方に大きく紹介されていて、目に入りました。
私もすでに新刊を購入していますが、18年ぶりに続きが発売されたのです。
「十二国記」については、ネコショカさんがとっても詳しく紹介されています。
▲この記事は一部。巻ごとに、とても丁寧に紹介されていますよ。
私が「十二国記」シリーズを紹介したページもあるのですが、他の本の紹介と合わせての簡単な内容となっています。
『十二国記』シリーズとは
あらためて、「十二国記」がどんな内容で麒麟が何かを説明だけさせていただくと
1991年に『魔性の子』からはじまった物語です。
その後から続編が出るのですが、徐々にヒットしていきます。
現代日本と異次元の世界を舞台に描いた壮大でミステリアスなファンタジーです。
神話とゲーム的なルールを融合させた世界の設定とも言われています。
12の国がハスのように並ぶ異世界。
ちょっと中国風。
天帝の意思を受け、その国を治める王を選ぶのが、神獣「麒麟」(普段は人の姿)なのです。
私は、小野不由美さんはホラー系の小説を書かれているようなイメージを持っていました。
私はミステリーは好きなのですが、ホラーはダメなのです。
ですが、この十二国記はちょっとホラーとは違うイメージがして、気になって読んだのが、5年くらい前でしょうか。
すると、この世界観にハマってしまって、一気に全部、読んでしまったのです。
私なりのイメージですが、ハリーポッターの日本版、みたいな感じ。
(ホントに私の勝手なイメージです。)
過酷な試練やつらい経験をえて、本来の政治のあり方や本当の正義を貫いていく登場人物たちが生き生きと感じられます。
そのためにき然と戦う姿に心打たれます。
異次元の世界で繰り広げられる出来事ですが、人と人とのつながり、その悩みや思いは、私たちの現代社会とも通じるものがあり、とても共感できることが多いのです。
朝日新聞の記事にも、こう書かれています。
リアルに私たちの生を映し出してる
――評論家の北上次郎さんの言葉
人が人として生きるまっとうな道とは何か、人を信じるとは何か、という太いテーマが、巧みなストーリーの上に作り上げられている。ファンタジーだからと敬遠されるハードルさえ越えれば、絶対にはまってしまう。
読む順番
「十二国記」は今回の新作を入れると、全10作15冊が発売されたことになりますが、エピソード0からナンバーが付けられています。
1番最初に発売された『魔性の子』がエピソード0です。
『魔性の子』は「十二国記」シリーズの序章とされていますが、この『魔性の子』だけを読むと、ちょっと怖いです。
検索をすれば、「十二国記」の読む順番についての意見がいろいろと出てきます。
私は、先に調べてしまっていて、怖いのは苦手なので、エピソード1の『月の影 影の海』から読みはじめて、『風の海 迷宮の岸』のあとくらいに『魔性の子』を読みました。
この辺りだと、どこで読んでも大丈夫みたいですし、『魔性の子』は読まなくても大丈夫という意見も。
今から読まれる方は、お好きなほうでどうぞ。
ホラーが大丈夫な方は、エピソード0の『魔性の子』から読まれると、次からの話がより楽しめることは間違いないです。
ホラーが苦手な方は、エピソード1の『月の影 影の海』から読んでみて下さい。
そして、これから「十二国記」シリーズを読んでみようと思う方、
『魔性の子』から読まれるなら、怖くてもそこでやめずに続いて読んで下さい。
順番に読み進めるとともに、だんだんその世界にはまっていきますから。
読みたいのに
最初の頃から「十二国記」を読んできたファンの方は、18年ぶりの新作ですから、本当にうれしいでしょう。
私は、読みはじめたのが遅かったとは言え、待ちわびていました。
早く読みたいような、読むのがもったいないような・・・。
でも、4巻もあるのですから、たっぷり楽しめますよね。
まだ、積ん読状態なので、読みはじめるまでにも時間がかかりそうですが・・・。
先に買ってある本もあるし、
そんな悩みを抱えながら、まずは今、読んでいる本を読みすすめたいと思います。
いつも、ありがとうございます。
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