弱った野良猫や捨て猫を見つけたら助けたいと思われる方に、保護する方法をお伝えします。
わが家で暮らす猫たちは、みんな保護猫です。
飼うのは2匹まで、と決めていたのに、3匹目になりました。
それは、家の近くで泣いている子猫を見つけたからです。
実際に子猫を保護した体験から、本当はどうするのがよいのか、獣医さんから教えてもらいました。
野良猫を保護する方法、注意点、飼うときに必要なモノなどをお伝えします。
弱った野良猫を見つけたらどうすればいい?
弱った野良猫や、捨て猫を見つけたら、いきなり保護せずに確認することがあります。
保護する前に確認すること
- 近くに母猫がいないか。
- 体調はどうか。傷があるか、ないか。
首輪がついていたら、飼い猫の可能性が高いです。
または、チップを埋め込まれている場合には、病院で調べてもらうと飼い主さんがわかります。
生まれて間もない子猫の場合は、近くに母猫がいる可能性もあるので、数時間から1日程度は様子を見ましょう。
猫の体調が悪そうなら連絡する
猫の様子を見て、あまりにも体調が悪い場合や、時間がたっても母猫も現れず、危険な状況の時などは連絡をすることができます。
- 行政機関
- 保護猫団体
ただし、行政機関によっては即日殺処分の可能性もあるので、譲渡対象になるのか確認してみましょう。
役所が閉まっている休日などは、最寄りの警察署で相談にのってくれることもあります。
心配な野良猫を見かけたら、とりあえずどこかに連絡されるといいでしょう。
野良猫を自分が保護する場合
一時的にも自分が保護できそうなら、まず動物病院へ連れて行きましょう。
すでにペットを飼っていて、かかりつけの動物病院があれば安心ですが、はじめて動物病院へ連れて行く方は、事前に連絡を入れてみましょう。
また、このときに注意することがあります。
- シャワーなどで猫を洗わず、そのまま病院へ連れて行く
- 寒い時期は、カイロや毛布などで体を温めてあげる
動物病院で診てもらったら、先生から指示が出るのでその通りにします。
自分の家で数日見てあげれそうなら、お世話をしてあげてください。
必要なモノを用意しよう。
猫の月齢によっても変わりますが、
- 猫用のミルクやペットフード
- トイレ用品(最初はプラスティックケースにチップでもOK)
- 必要に応じてケージ
などです。
- 譲渡する=保護団体やネットを通して信頼できる飼い主さんを探す
- 自分がペットとして飼う
となります。
子猫を保護したときの失敗談
私たちが子猫を保護したとき、触ったらとてもかゆくなってきたので、病院へ連れて行く前に猫の体を洗ってしまいました。
そのあと動物病院の先生に「本当は洗わないでそのまま連れてきて欲しい。」と言われたんです。
野良猫の体調が悪い場合の対処法
野良猫の体調が悪そうなら、気をつけてあげないといけません。
わが家で保護した子猫は生後1ヶ月半のオスでした。
弱っていたので、病院で栄養価の高い缶詰を出してもらいました。
先住猫で使っていたケージを用意したら、その中に子猫の入る段ボールを置きます。
子猫は体温も下がっていたので、体を冷やさないように、箱の中にはタオルで巻いたカイロを入れました。
とりあえず、缶詰はよく食べていたので、少し安心しました。
わが家ではこんな感じでした。
- 缶詰は1日に5~6回に分けて、少しずつ食べさせる
- ダンボールに入れてカイロを入れ、タオルを敷いて寝かせる
- 結膜炎→目薬1日3回
- 内服薬は1日2回
猫たちの健康管理は忘れないように記録しておくといいよ。
>猫を飼うならすぐに始めたい【準備と心構え】オススメグッズに病院の探し方
先住猫がいる場合に気をつけること
もし先住猫がいる場合は、しばらくは近寄らないように気をつけましょう。
保護した猫は病気を持っていることもあるからね。
ケージに入れているとは言え、接触しないように別の部屋で隔離してあげるほうがいいです。
保護した子猫を飼うことになったら
わが家で保護した子猫は、翌日にはすっかり元気になり、ケージの中で元気に走りまわって1人で遊んでいました。
保護して1週間後に、また動物病院で診てもらうと、問題なく無事に育ってくれていました。
家族で喜んで、うちで飼うことに決め、名前をソラと決めました。
幸いわが家では、先住猫のチョコとベルが快く?受けれ入れてくれ、寄り添うことも多いので安心しました。
そのあと少し大きくなると、私たちが家にいるときだけ、ケージから出して自由にさせてあげました。
日中、家族が留守にするときはソラはケージに入れていきました。
ワクチン接種と避妊手術を受けよう
わが家では、猫たちに3種混合ワクチンを受けさせています。
>猫の3種混合ワクチンとは?料金に気になる副作用と注意すること
生後6ヶ月になると、避妊手術を受けます。
保護した猫には寄生虫がいることも
すっかり元気になったソラでしたが、そのあとで大変なこともありました。
保護して約1ヶ月たったころです。
サナダ虫がお腹にいたのです(¯―¯٥)
寄生虫ですね。
わかったのは、ソラが寝ていたブランケットに、白ゴマのようなものをたくさん見つけたからです。
よく調べると、それはあらゆるところにくっついていました(¯―¯٥)
その頃には、日中は他の2匹と一緒にいたり、夜は私の横で寝ることも多くなっていたんです。
すぐに病院へ連れていき、駆除薬を飲ませてもらったよ。
それだけではすまないのは、他の猫たちにも感染している可能性があるので、同じように駆除薬を飲まさないといけないことです。
久しぶりの錠剤だったので、他の2匹に飲ますのがとても大変でした。
失敗しても大変!ということで、また2匹を病院へ連れていき、先生に薬を飲ませてもらったんです。
最後に
野良猫を保護する方法、飼い方などをお伝えしました。
猫と暮らしはじめて10年。
あのとき、ソラを保護してよかったと本当に思います。
正直なところ、猫を飼うことによって、生活に支障が出ることはいろいろあります。
>猫を飼うには覚悟が必要【デメリット】猫3匹と10年暮らした経験から得たこと
でも、その不便さよりも、猫がそばにいてくれて得られる癒やしや幸せの方が大きいです。
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