『ねことわたしの防災ハンドブック』を読み、わが家で猫たちとの防災対策について考えてみました。
今日は1月17日。
阪神淡路大震災から26年です。
2匹の猫、ベルとソラと暮らしていて、災害時には一緒に逃げたいと思っています。
1年前にそんな記事を書きました。
ねこの防災を考える会が書かれた『ねことわたしの防災ハンドブック』を読んで、わが家ではまだまだ防災対策は足りないことがわかりました。
いざという時、猫と避難することを考えて、始めておきたいことをまとめてみました。
防災に対する考えや準備すること、猫と避難する時の大事なポイントをお伝えします。
今からでも始めたい【猫との防災対策】イメージして備えることが大事
『ねことわたしの防災ハンドブック』は2014年に発行された本です。
はじめの方にこう書かれています。
災害時の避難生活がうまくいくかどうかは、普段の準備で95%決まる。
ちょっとドキッとしましたか?
私は一瞬あせりました。
1年前に記事を書いた時に、「ベルとソラを連れてここへ避難して・・・」と考えてはみましたが、まだまだすべきことはありました。
イメージしたら、安全な室内を作る、必要なものをそろえるなど準備をしておかなければいけません。
『ねことわたしの防災ハンドブック』の内容は4つに分かれています。
第2章 猫の命を守れるのはあなただけ
第3章 地震が起きた!そのとき、あなたとねこは?
第4章 ねことわたしの防災チェックリスト
読んで私が意識したいことをまとめてみました。
すぐに始められる環境づくりと備え
防災の準備は日頃の心がけ、防災意識を高めておくことが大事。
安全な室内を作っておく
家の中での安全な室内を作っておくことも大事です。
これは人の防災対策と同じですね。
- 整理整頓して、高い場所に物を置かないようにする。
- 吊戸棚は扉が開かないようにしておく。
- 扉のガラス窓には飛散防止のフィルムを貼る。
などです。
そして猫のための避難対策は
- 避難場所を作ってあげる
- 避難通路を確保しておく
避難場所はキャリケースもオススメだそうです。
普段から部屋に出しておいて、慣らしておくといいんですね。
わが家では知らない人が来た時とかに、走って行って逃げ込んで探しにくい時があります。
不安な時はここに入れば安心、という場所を作ってあげたいと思いました。
もし、家族がみんな留守の時に災害が起こるかもしれません。
出かける時は、冬でも部屋のドアは少しずつ開けて通れるようにしていますが、戸棚のかけ金は怠っていました。
ちょうどいいサイズのS字フックを引っ掛けるだけで開かなくなるので、また気をつけて閉めておくようにします。
日頃の備えはローリングストックを活用する
備蓄用の食料品はローリングストック法を活用するのがオススメです。
はじめに4日の12食分を用意して、毎月1食分を食べて、また新しく補充するといいそうです。
猫のための避難グッズ
猫のための避難グッズも紹介されています。
思ったよりたくさんありました。
フードや水、猫砂にペットシーツは余裕を持って5日~1週間分は用意すると安心です。
わが家もフードやペットシーツなど予備はありますが、セットにはしていませんでした。
この機会にまとめておき、すぐに用意できるようにしておきたいと思います。
猫の健康手帳は、いざという時に他の人にも見てもらえるためにノートがおすすめです。
災害をイメージして備えること
日々の生活の中で”そのとき”をイメージして備えることが大事です。
マイクロチップの装着
マイクロチップは飼い主の責任だそうです。
ヨーロッパなどの海外ではマイクロチップの義務化が進んでいます。
日本ではまだ装着率は低いかもしれません。
マイクロチップを着けているペットほど、飼い主のもとに戻れるスピードや可能性は高いです。
マイクロチップは生後4週間から装着できるので、去勢・避妊手術のときに一緒にできるといいですね。
猫にとって嫌な思いも一度ですみます。
ですが、わが家ではまだマイクロチップを着けれていません・・・。
避難に備えてクレートトレーニング
クレートトレーニングとはケージやキャリーに慣れさせるためのトレーニングです。
これは別の本でも書かれていました。
クレートトレーニングは実行されているお宅も多いかもしれませんね。
でも、なかなか難しい場合も多いです。
わが家でもキャリーに入ると、病院へ行く、ことを覚えているようで、いきなりキャリーを持ってくると逃げていきます。
すぐに出せるように、別室にキャリーを置いてはいるのですが、入れるようにしてリビングに置いておくほうがいいみたいです。
リードやハーネスも訓練すると慣れてくる、と書かれていますが、今からベルとソラに訓練するとなると、とても大変そうです。
せめてキャリーには慣れてくれるようにしたいのですが・・・。
避難生活をシミュレーションする
地震が来たら猫たちはどうなるでしょう?
『ねことわたしの防災ハンドブック』では大事なポイントを3つ紹介されています。
- 猫と自分のことは自分でする
- 避難所だけが避難場所ではない
- ご近所さんとは仲良くしよう
猫と自分のことは自分でする
猫と自分のことは自分で何とかすると決めないといけません。
避難所でお世話になることがあっても、頼りっぱなしではなく、自分で考えて行動できるようにしておきたいです。
避難所だけが避難場所ではない
猫だけを車で生活できるようにして、避難所から通う方法もあります。
避難所ではペットと一緒に過ごすのは難しいかもしれません。
だから、車があるなら車での避難は充分考えられます。
ご近所さんとは仲良くしよう
普段からご近所さんと仲良くしておきましょう。
できれば自分の家で一緒に過ごす時間を持って、猫たちとも仲良くなってもらえればベストです。
猫も家族同然で、ご近所さんからかわいがってもらえると、何かと安心、ということです。
防災チェックリストで備えていこう
『ねことわたしの防災ハンドブック』の最後に、防災チェックリストが載っていました。
- 住まいのチェックリスト
- 震災時の決め事チェックリスト
- ねことわたしのための日頃の備え
- ねこのための避難グッズリスト
- ねこのための健康管理としつけ
たくさんのリストを見ると、わが家ではできていないことが多いです。
見直したり、備えたり、もっと考えようと思います。
参考にした本『ねことわたしの防災ハンドブック』
最後に
『ねことわたしの防災ハンドブック』を読んで、猫たちと避難する時のことを、もっとしっかり考えたいと思いました。
ずっとそればかりを心配するのではなく、ちゃんとイメージして備えをしておくことが大事だと改めて思いました。
そして、一度じっくりと考えてみることが大事です。
わが家では、数年前に少し大きな地震が起こった時に、猫たちは慌ててリビングから逃げていきました。
少し揺れが落ち着くと、ベルは戻ってきましたが、ビビリのソラはいつまでたっても姿が見えない。
探しても探しても見つからず・・・。
すると、下駄箱の中に隅に入ってブルブルと震えていました。
地震で下駄箱の扉がちょっと開いたみたいで、自分から入ったんですね。
災害が起こったら、実際には想像以上の不安が押し寄せます。
それは人間も猫も同じ。
だからこそ、日頃の備えが必要なんですね。
まずは部屋の安全を見直し、必要なものをそろえていきたいです。
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