光の人生ノート ~ My Scrap Book~

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【長編小説のおすすめ10作品はシリーズ本】時代小説からファンタジーまで

本が好きで、読書が趣味な私のオススメの長編、シリーズ本を紹介します。
時代小説あり、ファンタジーあり、若い人向けの本から誰でも楽しめる本まであります。

あらすじに読んだ感想と合わせて作品を紹介します。

また、別記事で詳しく紹介している本もありますので、そのたびに追加していきます。

長編小説シリーズ本のおすすめ10作品

長編小説シリーズ本のおすすめ

『三島屋変調百物語』宮部みゆき

川崎宿の旅籠の娘、おちかはある事情から、江戸で袋物屋「三島屋」を営む叔父夫婦の元に身を寄せているが、つらい過去を抱えていた。そんな中、あることをきっかけに、叔父、伊兵衛が人々から不思議な集めておちかが聞くと言う「百物語」が始まった。「黒白の間」と名付けた座敷で、訪れた人の思いや念、悲しみなど、どれも面妖な話をおちかが聞く。語りつくしたお客の気持ち、またおちか自身の閉ざされた心も少しずつ開いていく。

『三島屋変調百物語』は全部で5巻のシリーズ本です。
まずは、1巻の『おそろし』から話ははじまります。

後半になるにつれ、だんだん話が濃厚になっていきます。
1話1話も長くなりますが、自分自身も聞き手となって、必死に文を目で追い、すべての言葉が自分の心に入ってくるようでした。

人の心の闇が、悲しい出来事に変わったり、怨念になったり、そのどろどろした中にも希望の光の一筋が見えるようです。

自分の心の中ものぞいてみて・・・、できるだけ美しい魂でいたい、そう生きたいと思う本です。

『みをつくし料理帖』髙田郁

江戸に出て来た大阪の料理人、澪が苦労しながらも料理を通して人と触れ合い、出会いと別れを経験しながら、成長していく姿を描いている。

天涯孤独の身となった澪だが、「つる屋」で料理人として働きながら、様々な人たちをその料理で癒していく。そんな中、幼馴染の野江の存在を知る。野江と再開できるのか。また2人、幸せに暮らしたい、そんな思いで澪はあきらめず、前を向いて歩み続ける。

高田郁さんの本は、全部購入して読んでいます。

みをつくし料理帖シリーズも、毎回新刊が出るたび、大事に読み進めてきました。
途中、もうこれ以上のつらい思いをさせないで、と思うこともありました。
でも、波乱万丈な人生でも、最後は晴れるのです。

人情あふれる物語と、心のこもった料理に手を合わせたくなります。

髙田郁さんの本は全部読んでいるので、まとめてみました。^^
>髙田郁さんのおすすめの本は?全作品を読んだのでまとめてみた

『図書館戦争』有川浩

”読書の自由を守るため”、図書館と本を愛する人のために戦う図書隊員の物語。

不適切とみなされた本を取り払うメディア良化隊に立ち向かううち、その対立は、徐々に加速し、激しい戦闘へ突入となる。
高校生のときに助けてもらった隊員に憧れ、図書隊員に入った防衛部の唯一の女子、郁の成長と恋愛模様を描いている。

映画やドラマにもなった大人気シリーズ。原作本。

大好きな本です。こちらも全巻持っています。

1、2巻はむずかしい言葉が続き、頭がこんがりそうでしたが、それを乗り越えたら、もう図書館ワールドにどっぷり浸かってしまいました。

映画もおすすめです!
郁と、堂上教官のやりとりから、胸ときめくシーンまで、隅々まで楽しめます。
音楽もいいんですよね。

『十二国記』小野不由美

地球上の世界と実際には存在しない異世界を舞台で描いた壮大なファンタジー。

高校生の陽子が謎の男性に突然、別世界へ連れ去られるところから始まる。その世界で陽子には大事な役割があった。運命に翻弄されながらも、少しずつ自分の立場を理解し始め、成長し、進むごとにその影響力が大きくなっていく。

最初はただの高校生だった陽子が、だんだんたくましくなり、国や政治を治めるまでになります。
自らも戦う姿や、王や国のために毅然と立ち向かう麒麟や官史たちの思いに、心打たれます。

異世界ながらもその悩みや思いは、普段の私たちの生活と通じるものがあり、困難な社会を生きる勇気を与えてくれます。

2019年には最新刊が発売されるそうで、楽しみです。

「十二国記」については、新刊の発売後にも紹介しました。
>麒麟と言えば『十二国記』異世界の長編を楽しめる人気シリーズ小説本 

「守り人シリーズ」上橋菜穂子

若き皇子チャグムを凄腕女用心棒バルサが助けるところから始まる物語。
薬草師タンダや呪術師トロガイたちの助けを受けながら、困難を乗り越えていく。

異界と人が住む世界が交錯する世界が舞台を描いた壮大な冒険ファンタジー。 

守り人シリーズ、旅人シリーズ、子どもも大人も楽しめる冒険ファンタジーです。

読みやすくて情景も想像しやすく、自分もその世界にいるような楽しさも味わえます。

電子書籍化もされています。

綾瀬はるかさん主演でドラマ放送もされていましたね。

『獣の奏者』上橋菜穂子

『獣の奏者』も上橋菜穂子さんのファンタジー小説です。
全部で5巻(うち1巻は外伝)あります。

『獣の奏者』は、現時点で私の1番好きな小説です。

想像上の聖なる獣”王獣”は、決して人になつかない生き物。
その王獣の子、リランと出会った一人の少女、エリン。
リランとエリンの強くてあたたかくて、最後は大きな感動に包まれる物語です。

読み終えて数年たった今でも、思い出すと涙が出てきそうなほど感動しました。

詳しくはこちらで紹介しています。 
>『獣の奏者』は感動のファンタジー小説!子どもも大人も読んで欲しい本

『香菜里屋シリーズ』北森鴻

北森鴻さんの香菜里屋シリーズは、上質なミステリーを読みたい方におすすめです。

ビアバー『香菜里屋』のマスターが主人公で、いろいろな謎を解き明かしていくのですが、作られるお料理もおいしそうなんですよね。

読んでいる方も、グラス片手に話を聞いているかのように、文を読んでいく感じです。

連作短編集なので、少しずつ読むのにもいいですよ。

別記事で詳しく紹介しています。

>北森鴻さんの香菜里屋シリーズ【連作短編集】おすすめミステリー

『書店ガール』碧野圭

本屋で働く人達を描いた小説です。
本やコミックが好きな若い人たちや、新社会人の人に読んで欲しい本です。

最終巻の感想をお伝えしています。
>接客業におすすめの『書店ガール7』感想!ビブリオバトルの参考にも

『流転の海』宮本輝

宮本輝さんの流転の海シリーズです。
37年もの年月をかけて執筆された、自伝的大河小説と言われている作品です。

読み応えもありますし、1巻ずつ身に染みる深い内容です。
最後の『野の春』を読んだ感想を紹介しています。
>宮本輝の自伝的大河小説『野の春』流転の海(最終巻)の感想

『下鴨アンティーク』白川紺子

『下鴨アンティーク』は、全部で8巻となる連作短編集で、ミステリーというよりは、謎解きファンタジーといった感じです。

1巻だけでは登場人物の謎も多くて、気になって続きを読みたくなります。
実際に読みはじめるとハマってしまって、全巻を読みました。

ぜんぶで8巻ありますが、最後の8巻目『下鴨アンティーク アリスの宝箱』は番外編です。

下鴨を中心にいろいろな名所も出てくるので、京都に詳しい方ならとても楽しめます。

着物を着て京都を歩きたくなりますよ。
着物が好きな方にもオススメの本ですね。

あと、京都弁(関西弁)で書かれています。^^

別記事でも、詳しく紹介しています。
>『下鴨アンティーク』を読んだ感想!京都が舞台の謎解きファンタジー

最後に

おすすめの長編シリーズ本を紹介しました。

他にも読んでいますが、ここ数年で読んで印象に残っている作品にしました。
全10巻ほどの本もあり、それだけでもたくさん読んでいる気がします。

こうしてみると、ファンタジーの本が多いですね。
 ファンタジーは子どもだけでなく、大人の人でもハマる人が多いです。
忘れていた純粋な気持ちを思い出せるかもしれません。