本が好きで、読書が趣味な私のオススメの長編、シリーズ本を紹介します。
時代小説あり、ファンタジーあり、若い人向けの本から誰でも楽しめる本まであります。
読んだ感想と合わせて、8作品を紹介します。
長編小説シリーズ本のおすすめ8作品
『三島屋変調百物語』宮部みゆき
後半になるにつれ、だんだん話が濃厚になっていきます。
1話1話も長くなりますが、自分自身も聞き手となって、必死に文を目で追い、一句一句が自分の心に入ってくるようでした。
人の心の闇が、悲しい出来事に変わったり、怨念になったり、そのどろどろした中にも希望の光の一筋が見えるようです。
自分の心の中ものぞいてみて・・・、できるだけ美しい魂でいたい、そう生きたいと思う本です。
『みおつくし料理帖』髙田郁
江戸に出て来た大阪の料理人、澪が苦労しながらも料理を通して人と触れ合い、出会いと別れを経験しながら、成長していく姿を描いている。
天涯孤独の身となった澪だが、「つる屋」で料理人として働きながら、様々な人たちをその料理で癒していく。そんな中、幼馴染の野江の存在を知る。野江と再開できるのか。また2人、幸せに暮らしたい、そんな思いで澪はあきらめず、前を向いて歩み続ける。
みをつくし料理帖シリーズも、毎回新刊が出るたび、大事に読み進めてきました。
途中、もうこれ以上のつらい思いをさせないで、と思うこともありました。
でも、波乱万丈な人生でも、最後は晴れるのです。
人情あふれる物語と、心のこもった料理に手を合わせたくなります。
髙田郁さんの本は全部読んでいるので、まとめてみました。^^
『図書館戦争』有川浩
”読書の自由を守るため”、図書館と本を愛する人のために戦う図書隊員の物語。
不適切とみなされた本を取り払うメディア良化隊に立ち向かううち、その対立は、徐々に加速し、激しい戦闘へ突入となる。
高校生のときに助けてもらった隊員に憧れ、図書隊員に入った防衛部の唯一の女子、郁の成長と恋愛模様を描いている。
映画やドラマにもなった大人気シリーズ。原作本。
大好きな本です。こちらも全巻持っています。
1、2巻は、難しい言葉続きで、頭がこんがりそうでしたが、それを乗り越えたら、もう図書館ワールドにどっぷり浸かってしまいました。
映画もおすすめです!
郁と、堂上教官のやりとりから、胸ときめくシーンまで、隅々まで楽しめます。
音楽もいいんですよね。
『十二国記』小野不由美
地球上の世界と実際には存在しない異世界を舞台で描いた壮大なファンタジー。
高校生の陽子が謎の男性に突然、別世界へ連れ去られるところから始まる。その世界で陽子には大事な役割があった。運命に翻弄されながらも、少しずつ自分の立場を理解し始め、成長し、進むごとにその影響力が大きくなっていく。
自らも戦う姿や、王や国のために毅然と立ち向かう麒麟や官史たちの思いに、心打たれます。
異世界ながらもその悩みや思いは、普段の私たちの生活と通じるものがあり、困難な社会を生きる勇気を与えてくれます。
2019年には最新刊が発売されるそうで、楽しみです。「十二国記」については、新刊の発売後にも紹介しました。
「守り人シリーズ」上橋菜穂子
若き皇子チャグムを凄腕女用心棒バルサが助けるところから始まる物語。
薬草師タンダや呪術師トロガイたちの助けを受けながら、困難を乗り越えていく。
異界と人が住む世界が交錯する世界が舞台を描いた壮大な冒険ファンタジー。
守り人シリーズ、旅人シリーズ、子どもも大人も楽しめるファンタジーです。
読みやすくて情景も想像しやすく、自分もその世界にいるような楽しさも味わえます。
電子書籍化もされています。
綾瀬はるかさん主演でドラマ放送もされていましたね。
『香菜里屋シリーズ』北森鴻
北森鴻さんの香菜里屋シリーズは、上質なミステリーを読みたい方におすすめです。
連作短編集なので、少しずつ読むのにもいいですよ。
『書店ガール』碧野圭
本屋で働く人達を描いた小説です。
本やコミックが好きな若い人たちや、新社会人の人に読んで欲しい本です。
最終巻の感想をお伝えしています。
『流転の海』宮本輝
宮本輝さんの流転の海シリーズです。
37年もの年月をかけて執筆された、自伝的大河小説と言われている作品です。
読み応えもありますし、1巻ずつ身に染みる深い内容です。
最後の『野の春』を読んだ感想を紹介しています。
最後に
おすすめの長編シリーズ本を紹介しました。
他にも読んでいますが、ここ数年で読んで印象に残っている作品にしました。
全10巻ほどの本もあり、それだけでもたくさん読んでいる気がします。
こうしてみると、ファンタジーの本が多いですね。
ハリーポッターも大好きで、映画も見ましたし、本でも読みました。
こちらで紹介しています。
www.mitsu-note.com
ファンタジーは子どもだけでなく、大人の人でもハマる人が多いです。
忘れていた純粋な気持ちを思い出せるかもしれません。
最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
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