光の人生ノート ~ My Scrap Book~

毎日を心豊かに暮らしたい。大好きなもので人生をスクラップするように。

コロナ禍で希望の業界が大ダメージ!就職は諦めフリーターで再出発した娘

次女は、この春、無事に大学を卒業しました。
しかし、就職することはできませんでした。

コロナ禍の中、オンラインだけの授業。
4回生だし1年だけですんだので、まだましだったのでしょう。

でも、娘が1番つらかったのは、就活が思うように進まなかったことです。
娘の苦悩は、親が思うよりも深刻でした。
それに気づいたときは、娘は少しウツっぽい状態でした。

そんなときに、母親の私ができたことはなんだったでしょう。

今は元気を取り戻して、新しいバイトに頑張って行っています。

コロナ禍での就職活動がどうだったか、学生の気持ちはどうなのか、次女を見ていて思うことを綴っておきます。

コロナ禍で希望の業界が大ダメージ!就活どうしよう

コロナ禍で希望の業界が大ダメージ!就職できずにフリーターで再出発

1年前の春から、コロナは広まり、緊急事態宣言が発令。
大学4回生の娘は、ちょうどこれから就職活動に励もうとしていたところでした。

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希望はアパレル関係。
大学生の間は、ずっと同じ服屋さんでアルバイトをしていました。
そこで、やりたいことを見つけたのでしょうか。

しかし、次女が予定していた企業は、次々と採用試験が中止になり、倒産してしまったメーカーもありました。

コロナ禍でダメージを受けた業界の中のひとつに、アパレル業界も入っています。

そんな中でも、いくつかの企業はオンラインで面接が行われることもあり、次女も何社か受けています。
インターンシップを受けた企業もありました。

希望の業界にこだわることをやめ、就活に臨むが・・・

「アパレルにこだわっていては、就活は進まない。」

娘はもっと視野を広げることにしました。

業界を選ばないと言っても、どこでもいいから入りたい、というわけではないです。
受けるからには納得して選びたい、という気持ちも強いみたいでした。

秋には、会場での面接を実施される企業もあり、娘は積極的にいろいろと申し込んでは受けに行っていました。

しかし、ことごとく不採用・・・・。

こんな状況になってしまったのは、誰のせいでもないし、うまく就活が進まないのは娘だけではありません。

「なるようにしかならない。就職できなくてもほかに道はきっとある。」
私もそう言っていました。

娘も、そんなことは言われなくてもわかっているんですよね。

だから、私も夫もあえて何も聞かず、そっと見守っていたつもりでした。

就活に悩みプチウツ状態になってしまった

しかし、思い描いていた就職活動、大学卒業後の生活とはほど遠い現実に、ただただ打ちのめされていっていたようです。

一時期、すっかり元気がなくなってしまったときがありました。

夜には家族で一緒にテレビを見て笑っていたりもしたので、大丈夫かなと思っていましたが、何かふさぎ込む、考え込む様子が増えました。

様子がおかしいことに気づいて話を聞くと、悩みを打ち明けてくれました。

やっぱり自分の中で思うようにいかない就活、卒業後の生活が想像できない、そんな焦りともやもや感がたまりたまっていたようです。

就職できないのは自分だけではない
それはよーくわかっている
でも、つらい。

しんどかったんやなー、と思い、どうすればいいのか、一緒に考えました。

親としてどうしてあげたらいいのか

一緒に考えると言っても、私が代わりにできることはありません。
悩みを聞いてあげるだけでした。

それまで続けていたアルバイトもやめることにしたので、しばらく引きこもっていました。

「それもいい、今はお金のことは考えなくていいから、ゆっくりしたらいい。」
私はそう言いました。
お天気の日には、一緒に近くを散歩して気分を晴らしたりしました。

しかし・・・お金のことは考えなくていい、といったものの、大学を卒業したら支払わなくてはいけないお金もいろいろ出てきます。
年金に保険代、奨学金の返済などなど。

正直、それをぜんぶ負担してあげられる余裕もないから、どうしようか、と私もあれこれと考えました。

大学を卒業してフリーターで再出発

どうなるかと心配していた卒業式が、なんとか無事に開催できました。

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1年間、会えなかった友達にやっと会えて、喜んでいました。

友達の中には、同じように就職が決まらず、もう1年、留年する子もいるそうです。

娘の中でも、その頃にはちょっと吹っ切れたような感じで、元気を取り戻しつつありました。
「もう大丈夫。」そう言いました。

娘は新しいバイト先を見つけて、頑張ることにしました。
フリーターになったわけです。

いつまた、緊急事態宣言が出るかわからない状況です。
どう影響が出るかわかりません。

非常事態のときの備えをもっとしておくべきだったな、といまさらながら思っています。

若い人たちは若いなりに辛いことが多い

コロナ禍で苦しいのはみんな一緒ですが、若い人たちは若いなりに辛いことが多い。
やりきれない思いをぶつけるところもなく、親や家族にも言いにくいことがあるのかもしれません。

まだ、家で家族と住んでいる人は家で会話ができます。
でも、1人暮らしや家で話す人がいない人は、外でも会話できない、家でも孤独、けっこうしんどいのではないかと思います。

せめて、たまにでも友達と話せる時間があると、少しは違うんじゃないかなと思ったりもします。
学校なら自然と話す機会も増えますが、そうでなければなかなか会いにくいのが本音です。

私の娘たちは、友達と遊びに行ったり外食に行くのをガマンしていますが、姉妹で出かけたりしているので、それで少しは気分転換できているのかもしれません。

最後に

大学を卒業したあとの次女の選択についての話でした。

今はいろいろな働き方ができる時代だし、アルバイトの経験をたくさんするのもいいと、私は思っています。
フリーターという言葉の聞こえがよくないかもしれませんが、まだ若いしこれからもチャンスはまだまだあると思います。

ただ、まわりがそうは思っていても、当の本人(次女)にしてみれば、納得できるまでに時間がかかったのでしょう。
いや、まだ納得はできていないもかもしれません。

親としては、決めた道を応援していきたいと思っています。