大阪で開催中の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を観てきました。
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を鑑賞するには、日時指定入場券が必要です。
私は、早くに前売りチケットを購入していました。
購入したのは平日の10時~11時のチケット。
11時までに入場すればいいのですが、10時前に会場に着きました。
時間までは入れないので、外で何人もの人が並んで待っています。
待つこと10分くらいで入場できました。
入場制限をしているので、中は比較的空いているので、ゆっくり見れました。
でも、やっぱりちゃんとチケットを購入して、みんな観に来ているんだなー、という印象を受けました。
そんなに人気の展覧会なの?
ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、今まで他の国で作品展を行ったことはなかったからね。
そうなんです、ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、所蔵する作品を初めて貸し出して、日本で展覧会を開くことができたのです。
それが、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」です。
だから、全作品が初来日!初公開!!
奇跡の展覧会とも言われています。
見どころ作品はいろいろありますが、やっぱり1番の人気はゴッホの『ひまわり』でしょうか。
ゴッホのひまわりっていくつかあるんじゃなかったっけ?
全部で7点あるんだって。
今回、その中の1枚が公開されているんだよ。
何でも、1番できがいい作品なんだって。
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の内容と公開中のゴッホの「ひまわり」について紹介します。
今、観ておかないと、もう観れないかもしれないね。
- ロンドン・ナショナル・ギャラリーとは?
- 「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の見どころは?
- ロンドン・ナショナル・ギャラリー展を鑑賞した感想
- ゴッホの『ひまわり』
- ロンドン・ナショナル・ギャラリー展の情報
- 最後に
ロンドン・ナショナル・ギャラリーとは?
大阪の国立国際美術館で開催中の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーというのがイギリスの美術館の名前です。
1824年に設立されました。
多くのヨーロッパの美術館とは異なり王室の収集を母体とせず、市民の手で市民のために形成されたことに最大の特徴があります。コレクションは英国を含む幅広い地域と時代のヨーロッパ絵画を網羅し、13世紀後半から20世紀初期までの名品約2300点を所蔵しています。
引用:パンフレットより
年間の入場者数は600万人を超えていて、世界の美術館・博物館のトップ10に入るんだって。
でも、ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、まとまった作品を貸し出すことにとても慎重になっていたそうです。
だから、英国外で所蔵作品展が開かれたことは一度もなかったのです。
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が開催できた理由?
では、どうして貸し出すことを許可して、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を開くことができたのでしょう?
グローバル化が進む中で、所蔵作品の国際巡回展などを検討するようになったそうです。
私が持っている雑誌「日経おとなのOFF2020年の美術特集」では、こう記載されています。
今回の展覧会のプロジェクトが立ち上がったのが数年前。2020年は日英交流年であり、また東京オリンピック・パラリンピックが開催される年でもあります。初の国際展を開催するのに、これ以上ないタイミングだと思いました。
ロンドン・ナショナル・ギャラリーの副館長、スーザン・フォイスターさんが語られています。
東京オリンピックは残念ながら延期になってしまいました。
でも、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」は当初の予定より遅れることになったけど、開催されることができたわけです。
先に東京で開催されていて、当初は春に開催予定でしたからね。
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の見どころは?
そのロンドン・ナショナル・ギャラリーが、200年近い歴史において、初の大規模な所蔵作品展となるのが「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」です。
作品すべてが初来日!
だから、奇跡の展覧会と言われるんだね。
イタリア・ルネサンスからポスト印象派にいたる選りすぐりの傑作61点が展示されています。
その中には、フェルメールにレンブラント、モネ、ルノワール、ターナーにセザンヌの作品も。
そして、ファン・ゴッホが、南仏アルルで共同生活をした、画家ゴーギャンの寝室を飾るために描いた『ひまわり』も展示されています。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展を鑑賞した感想
私は音声ガイドがあれば借ります。
今回も、音声ガイドを聞きながら鑑賞しました。
今回、展示されている作品は61点。
61点といえば作品展で言えば少ないと思うかもしれません。
でも、そのどれもが初来日です。
もう観られないかもしれない、と思うと貴重すぎますよね。
イギリスから初めて、国外へ出てきた作品たち。
それだけでもすごっ、と思います。
だから、1点1点じっくり見るには、61点っていい数だと思うよ。
ヨハネス・フェルメールの作品は『ヴァージナルの前に座る若い女性』。
チェンバロの一種の鍵盤楽器に手を置く女性が描かれています。
音声ガイドでは「シュザンヌはある日」(シュザンヌ・ファン・ソルトの鍵盤音楽帳)という曲が流れました。
クロード・モネは『睡蓮の池』
モネの睡蓮の作品はいくつかありますね。
この『睡蓮の池』は、睡蓮を植えた池に掛かる太鼓橋を真横から捉えた構図で、モネが中でも好んだものの一つだそうです。
レンブラントは『34歳の自画像』
ターナーの『ポリュフェモスを嘲あざけるオデュッセウス』
ルノワールの『劇場にて(初めてのお出かけ)』
などなど展示されています。
ゴッホの『ひまわり』
そして、1番の目玉作品はフィンセント・ファン・ゴッホの『ひまわり』。
1番最後の部屋で特別に展示されていました。
ゴッホのひまわりすべての作品についての紹介もされています。
ゴッホの『ひまわり』は全部で7点
ゴッホが描いた『ひまわり』は全部で7点あります。
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」で展示されている「ひまわり」は4枚目に描かれた『ひまわり』。
この4枚目から、背景が黄色いひまわりを描くようになったそうです。
この『ひまわり』は、共同生活をしていたゴーギャンが1番気に入った作品と言われています。
「フィンセントの作風を本能的に表した完璧な一枚。」と言い、その後、ゴーギャンの寝室に飾られることになったそうです。
ゴッホはゴーギャンとの共同生活に対する忠誠や友情を、このひまわりに託したのかもしれない。
と説明されていました。
また、『ひまわり』で描かれた花瓶にゴッホのサインが入った作品は2点あり、展示されている『ひまわり』はその内の1点です。
『ひまわり』が描かれた背景、遠い遠い昔にあった友情が感じられる作品ですね。
そんな時代を超えた作品が、目の前で見れるなんて、本当に貴重な体験でした。
いつも日本で観れる『ひまわり』はSONPO美術館
「日経おとなのOFF」より
この4枚目の模写の『ひまわり』は、いつも日本で観ることができます。
東京、新宿のSONPO美術館(損保ジャパン日本興亜美術館)で、常設展示されています。
5枚目に描かれた『ひまわり』です。
ゴーギャンとの同居し、関係に苦悩する中で描かれた作品だそうです。
こちらの『ひまわり』にはサインはありません。
ロンドン・ナショナル・ギャラリー展の情報
展覧会名 | ロンドン・ナショナル・ギャラリー展大阪 |
開催日時 | 2020年11月3日(火・祝)〜2021年1月31日(日) ※会期が変更になりました |
開館時間 | 午前9時~午後5時30分(金曜、土曜日は午後8時まで開館) ※開館時間が変更になりました ※入場は閉館の30分前まで ※変更になる可能性があります ※入場するには日時指定チケットが必要です。 平日では、数に余裕がある時間帯に限り、当日券の販売もされるようです。 詳しくは公式サイトでご確認ください。 |
休館日 | 11月16日(月)11月24日(火)11月30日(月)12月14日(月)12月30日(水)〜1月2日(土)1月18日(月) ※変更になる可能性があります |
会場 | 国立国際美術館(大阪・中之島) 〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-55 |
アクセス | 京阪電車中之島線「渡辺橋駅」2出口から徒歩約5分 Osaka Metro 四つ橋線「肥後橋駅」3出口から徒歩約10分 JR「大阪駅」、阪急電車「大阪梅田駅」から徒歩約20分 JR大阪環状線「福島駅」、東西線「新福島駅」2出口から徒歩約10分 阪神電車「福島駅」3出口から徒歩約10分 Osaka Metro 御堂筋線「淀屋橋駅」、京阪電車「淀屋橋駅」7出口から徒歩約15分 大阪シティバス「大阪駅前」から、53号・75号系統で「田蓑橋」下車徒歩約3分 ※専用の駐車場はなし |
日時指定入場券 | 一般1,700円大学生1,100円高校生700円 HPをご確認ください |
HP | https://artexhibition.jp/london2020/ |
地図 |
2020年11月の情報です。
最後に
「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」を観に行ってきました。
やっぱりチケットを買っておいて観に行ってよかったと思いました。
この機会を逃すと、日本ではもう見ることのできない作品たちかもしれません。
入場制限もしていますが、コロナ感染予防はしっかりしましょう。
私は一人で行って黙って観て帰ってきました。
ただ、ミュージアムショップは狭いのに混んでいたので、何も買わずに帰ってきました。^^
用心用心。
その後、ゴッホを描いた小説『たゆたえども沈まず』を読みました。
では、また。( ´ ▽ ` )ノ
にほんブログ村 |
人気ブログランキング |