『古代エジプト展 天地創造の神話』を観てきました。
エジプト関連の展覧会は、これまでにもよく開催されてきましたが、いつも人気です。
今回、私は京都市京セラ美術館へ観に行ってきましたが、休館期間が長かったため、再開されてからは混雑も予想していました。
結局行けたのは、会期終了ギリギリでしたが、なんとかスムーズに観ることができました。
混雑状況をよくチェックしていましたが、最終日のお昼過ぎには4時間待ち、という状況。
エジプト展をできるだけスムーズに観たい方は、予約をするのがオススメです。
ただ、行きたい日の予約が取れない場合は、朝一番で行くとすぐに入れることもあります。
『古代エジプト展』気になっている方は、ぜひ行ってみてください。
100点以上が、日本初公開です。
そしてなんと、すべて写真撮影がOKです!
『古代エジプト展』を観てきた感想をお伝えします。
『古代エジプト展 天地創造の神話』開催概要
『古代エジプト展』は2種類が開催中です。
- 国立ベルリン・エジプト博物館所蔵「古代エジプト展 天地創造の神話」
- ライデン国立博物館所蔵「古代エジプト展」
私が行ったのは「古代エジプト展 天地創造の神話」です。
開催 | 開催日時 | 開催場所 |
東京会場 京都会場 |
閉幕 | |
静岡会場 | 2021年7月10日(土) ~9月5日(日) |
静岡県立美術館 |
八王子会場 | 2021年9月19日(日) ~12月5日(日) |
静岡市美術館 |
東京会場 | 2021年11月20日(土) ~2022年2月27日(日) |
東京富士美術館 |
入場料 | 一般1,500円 前売り1,300円 70歳以上、大高生800円 前売り700円 |
音声ガイド | 600円 荒牧慶彦さん |
展示内容 | 約130点の名品を展示 |
HP | https://egypt-ten2021.jp/ |
2021年6月30日の情報です。
ライデン国立博物館所蔵「古代エジプト展」のHPはこちら
開催日時は状況により変更となる場合がありますので、行かれる予定の方はHPにてご確認ください。
『古代エジプト展』をスムーズに観る方法
エジプト展っていつも人気ですよね。
私も、過去に並んで待ってやっと入れたら、中も大混雑、ということがありました。
今は、会場内では人数制限がされているので、比較的ゆっくり観ることができます。
それはとてもありがたいのですが、好きな時間に行って観れるか、というとそうもいきません。
予約は早めに申し込もう
HPから日時指定の整理券を申し込めます。
整理券が取れれば、スムーズに入って観れます。
予約をする人も多いから、できるだけ早くに申し込もう。
予約が取れないなら朝一番で行く
そんな私は、予約が取れませんでした。(¯―¯٥)
もう日がなかったので、平日の朝イチで行くことにしました。
会場に着いたのは9時前。
すでに並んでいて、予約済みの人とそうでない人と分けられます。
先に予約済みの人の入場がすんだら、予約なしの人が案内されます。
前売りチケットを持っていなくても、当日券で入場できます。
私はなんとか9時からの回の人数に入ることができました。(^^♪
でも、鑑賞して出てきた10時過ぎには、もう1時間待ちくらいになっていました。
時間がたつにつれ、だんだんと待ち時間も長くなる。
でも、ちゃんと整理券を発行してくれるから、ずっと並んでいなくても大丈夫。
時間がわかればそれまで時間もつぶせますね。
ただ、週末や休日は来館者が増加するので、要注意です。
『古代エジプト展』の見どころ
『古代エジプト展』は写真撮影がOK!
これはうれしいですね。
展示内容は3つの章から構成されています。
第2章「ファラオと宇宙の秩序」
第3章「死後の審判」
各章が始まる前に、展覧会のキャラクターであるアヌビスが、アニメーションでわかりやすく説明してくれます。
また音声ガイドでは、、各章からおもな展示品について紹介もしてくれます。
古代エジプトの神話に描かれた、壮大な生と死のサイクルはとても興味深いです。
多くの神像などを通して、これまであまり語られてこなかった古代エジプト人の信仰や死生観が理解できる
監修者の早稲田大学教授・近藤二郎さん「日経おとなのOFF」より
≫2021年の美術展情報はこれでチェック『日経おとなのOFF』見逃さないぞ
ここから先、撮ってきた写真で展示品をいくつか紹介します。
行かれる予定で楽しみにされている方は、飛ばしてください。m(_ _)m
ホルスの目がお迎えしてくれる
入ってすぐに床に映し出されるホルスの目。
古代エジプトでは非常に古くから、太陽と月は、ハヤブサの姿あるいは頭部を持つ天空神ホルスの両目(「ホルスの目」)だと考えられてきた。
やがて二つの目は区別され、左目(「ウアジェト(ウジャト)の目」)は月の象徴、右目(「ラーの目」)は太陽の象徴とされた。
引用:ウィキペディアより
パンフレットにも描かれていますが、とても気に入ってしまいました。
いろいろな神像に圧倒される
古代エジプト人が信仰した種類の神様は多く、約1000になるといいます。
神像はたくさん展示されています。
想像していたのより大きくて迫力があったり、見ごたえはじゅうぶん!
お目にかかりたかった猫の神様「バステト女神坐像」。
すぐ登場しました。
癒やしの女神バステトは、はじめは雌ライオンの姿だったそうです。
それが途中から猫の姿で表現されるようになったとか。
ライオン頭の「セクメト女神立像(上半身)」
戦争の強力な女神として、エジプトの地を敵から守った
こちらは「セクメト女神坐像」
2体がドアを挟んで脇に展示されていました。
セクメトは破壊力が強いが、病気を治してくれる神様として信仰されていたそうです。
当時の王アメンヘテブ3世が年老いて病気になったときに、王の望む健康と寿命を与える存在として作られました。
なんとセクメト女神は600体以上も作られたそうです!
疫病退散!強く願いたいです。
「ハトシェプスト女王のスフィンクス像(胸像)」
スフィンクスの姿で表現された女王像で、女王自身が神と表現されている。
写真で見ると分からないけど、大きいです。
石碑やレリーフ
石碑やレリーフもたくさんありました。
「死後の審判」より
タバケトエンタアシュケトのカノポス容器
ミイラ化する際に取り除いた内蔵を納めた容器。
山犬頭の容器は胃、人頭の容器は肝臓、ヒヒ頭の容器は肺、ハヤブサ頭の容器は腸を守護した。
「タレメチュエンバステトの「死者の書」」
死後に必要な知識と呪文を挿絵により示したもの。
來世でも生命が続きますようにと懇願されていました。
すっごく長かった。
「タイレトカブという名の女性の人形棺と外棺」
めちゃ、大きかったです。
こちらの棺では
魂を象徴する鳥が羽ばたく映像が出てきます。
『古代エジプト展』を観た感想
入場できる人数に制限があり、自由にゆっくり観ることができました。
ひとつずつ間近で観れたし、雑誌で見ていて想像していたのと大きさが違ったり、と楽しめました。
音声ガイドを借りて、聴きながら見てまわりました。
ひとつの作品の説明が長めに感じましたが、やっぱりわかりやすいです。
「クウイトエンプタハの嘘扉(ぎひ)
ラー神とハトホル女神の神官であったマアケルウプタハの供物代」
こちらも、音声ガイドを聴いていなければ素通りしてしまいそうですが、説明を聴いてとても興味を持ちました。
とくに奥の「クウイトエンプタハの嘘扉」
エジプトの墓の礼拝室では、偽扉が礼拝の主な場所であり、現世と来世の境界としての役割を果たしました。
音声ガイドでは、こういった解釈をもっと詳しく説明してくれます。
あとから、聴きながらメモしておけばよかったなーと思っています。(^^;
正直、もともとそんなにエジプトや神話などに興味があるわけではないです。
せっかくの機会を逃したくない、と言う気持ちが強くて、ついつい足を運んでしまいます。
でも、いつも「やっぱり観に行っておいてよかった。」と思います。
まだまだ自分が知らないことは多いし、知らない世界を知るのは楽しいです。
なかなか全てを理解できするのはむずかしいけど、興味を持ったものについては、家で調べたりして余韻も楽しんでいます。
信仰するものって人それぞれ違うけど、素直な気持ちで祈る姿勢は尊いと思います。
さいごに
『古代エジプト展 天地創造の神話』面白かったです。
前売りチケットを買ったけど、もしかしたら見に行けないかも、と思っていました。
美術館ではおしゃべりもしないし、その前後の行動にも気をつけたら、感染リスクもないですよね。
ギュウギュウ詰めで見るよりは、すいている中で観れる方がうれしいです。
予約できる人は予約をしたほうが安心して観に行けますよ。(^_^)/~
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