光の人生ノート ~ My Scrap Book~

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『あきない世傳 金と銀(六)本流篇』を読んだ感想【商売の本質とは】

『あきない世傳金と銀(六)本流篇』を読んだ感想をお伝えします。

『あきない世傳金と銀』は、女性作家である高田郁さんの時代小説シリーズ本です。

私は髙田郁さんの小説はぜんぶ読んでいて、発売されると同時に購入しています。

『あきない世傳金と銀』は、呉服屋を舞台としたお話ですが、商売の基本や接客業も学べる内容だと思います。

『あきない世傳 金と銀 (六)本流篇』 の内容

シリーズの始まり

学者の子として生を受けた幸。家族との別離や大飢饉を経て、齢九つで呉服商「五鈴屋」へ奉公へ出される。慣れない商屋で女衆でありながら、番頭・治兵衛に才を認められ、徐々に商いに心惹かれていく。

あらすじ

大坂天満の呉服商「五鈴屋」は、天災や大不況など度重なる危機を乗り越え、江戸進出に向けて慎重に準備を進めていた。その最中、六代目店主の智蔵が病に倒れてしまう。女房の幸は、智蔵との約束を果たすべく立ち上がった。「女名前禁止」の掟のもと、幸は如何にして五鈴屋の暖簾を守り抜くのか。果たして、商習慣もひとの気質もまるで違う江戸で「買うての幸い、売っての幸せ」を根付かせたい、との願いは叶えられるのか。新たな展開とともに商いの本流に迫る、大人気シリーズ待望の第六弾!
引用元:裏表紙より

『あきない世傳金と銀(六)本流篇』を読んだ感想

ネタバレしないので、内容についてはあまりふれていません。

『あきない世傳 金と銀』1巻目が発売されてから、ずっと読んできました。
早くももう6巻目に突入していたとは、今さらながらびっくりです!

そう言えば、主人公の幸もはじめは小さな少女だったのに、今ではもう呉服屋の女店主ですもんね。

この「あきない世傳 金と銀」は幸が五鈴屋の女衆を経て代々の店主に嫁ぎ、自ら商売に興味を持ち、学び、店を大きく育てていく話です。

一つ一つ策を練り、「どうやったら店の名前を広められるか。」「どうすればお客様に喜んでもらえる商いができるか。」幸は、考えては行動にうつしていきます。
そうやって考えはじめると1人の世界に入ってしまい、周りはそっと見守ってきたのですが、幸のあらゆる采配はうまくいきました。

読んでいて「面白い。商いって面白いなー。それぞれの創意工夫で売り上げも伸びて、何より楽しそう。」と感じてわくわくしてきます。

もちろん、商売なんてそんなカンタンなものでもないし、考えたアイデアが全て上手くいくとは思いません。

でも、「自分の店があって、自分の思うようにあれこれできて、お客様とのやりとりも楽しくて、」とか一度経験してみたかったなーと思ったりもしてきます。

買うての幸い、売っての幸せ

この『あきない世傳 金と銀』には、この言葉がよく出てきます。
買うての幸い、売っての幸せ
"買うて"とは"こうて"と読みます。
大阪の言葉です。

買う方も幸せになり、売る方も幸せになる商売ができれば、本当に素晴らしいですよね。

そして、これは商売以外にも当てはめられると思うのです。

受け取っての幸い、与えての幸せ

いろいろなことをそんな風に循環できたらいいですね。

最後に

『あきない世傳 金と銀(六)本流篇』を読んだ感想をお伝えしました。

読み終えて、「いろんなことに気づかせてくれたり、生き方のヒントが得られたり、やっぱり読書って素晴らしい!」と思いました。

高田郁さんの本はどれもオススメです。
ぜんぶ読んだ本をまとめているので、よかったら参考にしてください。

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