光の人生ノート ~ My Scrap Book~

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運がないと思っている人に読んで欲しい『運転者』感想【真のプラス思考】

自分には運がない、ついていない、と思っていますか?
そんな人にぜひ読んで欲しい本があります。
喜多川泰さんの『運転者』という小説です。

喜多川泰さんの本は、これまでに何冊も読んできました。
久しぶりに、最新刊を読みましたが、やっぱり期待を裏切らない素晴らしい本でした。

報われない努力なんてない!
そう言い切るこの本を、たくさんの人に届けたいです。

『運転者』の内容と、読んだ感想を紹介します。

運がないと思っている人に読んで欲しい『運転者』

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2019年 ディスカヴァー発行 239ページ

喜多川泰さんの本を読んだことがある方は、どういう内容の本かはわかると思います。
『運転者』も、さらに生き方が学べる、奥が深い内容でした。

ご存知でない方に、喜多川泰さんについて少し紹介します。

喜多川泰さん

1970年生まれ。愛知県出身。
デビュー作は2005年の『賢者の書』。
その後、『君と会えたから・・・』『手紙屋』『上京物語』など、続々とベストセラーを発表されています。

自己啓発のような本ですが、物語になっているので、とても読みやすいです。

喜多川泰さんの本を読まれたことがない方は、どの本でもいいので試しに1冊、読んで欲しいと思う、本当に素晴らしい作家さんです。

もちろん、今回紹介する『運転者』から読まれても大丈夫です。

『運転者』の内容

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未来を変える過去からの使者

「・・・・・なんで、俺ばっかりこんな目に合うんだよ」
思わず独り言を言った、そのときだ。
ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに気づいた。
累計80万部 喜多川泰、渾身の感動作!
報われない努力なんてない!

運が劇的に変わる時、場というのが、人生にはあります。あなたにも。 運は<いい>か<悪い>で表現するものじゃないんですよ。 <使う><貯める>で表現するものなんです。 先に<貯める>があって、ある程度貯まったら<使う>ができる。 運は後払いです。何もしていないのにいいことが起こったりしないんです。 周囲から<運がいい>と思われている人は、貯まったから使っただけです。―――本文より
引用:本の帯、Amazonの内容紹介より

主人公は保険の営業をする岡田修一と言う男性。
保険の契約が一度にキャンセルされてしまい、頭を抱えます。

そして、家でも一人娘が不登校気味で、会話もない状況。
仕事も、家でもついていないことばかり・・・。

そんな修一の前に現れた一台のタクシー。
行き先を告げていないのに、走り出します。
「この仕事を長い間やっていますと、乗った人がどこに行くべきかくらいはわかるようになりますよ。岡田さんが今行くべきなのは・・・。」

そして、タクシーが走っていくと、なぜかメーターが減っていきます。

それからも何度か、修一の目の前に現れるようになったタクシー。
修一は、その運転手から大事なことをひとつひとつ教わっていくことになります。

タクシーの運転手は、「運」を「転」ずる「者」で運転者だったのです。

はじめは、運転手の言っていることに納得できずに、今までと同じように、すぐにカッとなり、短気を起こしていました。

しかし、だんだんと、修一の考えも少しずつ変わっていきます。

『運転者』を読んだ感想

読んでいる途中から、目からウロコというか、霧がスーッと晴れていくような、そんな爽快感があります。

そして、日々の過ごし方が変わりました。
人への接し方が変わりました。
意識が変わりました。

すべてが大事だと気づけます。

『運転者』の中で伝えている大事なこと

  • 上機嫌のときに、運のアンテナの感度が最大になる
  • 上機嫌でさえいれば、運が好転する場面がわかる
  • 目の前の相手に興味を持つ
  • 損得から離れる
  • 純粋に未知のもとに対して「楽しそう」「面白そう」と興味を持つ

運が好転する時は人生のターニングポイントです。
どんな人の人生にも、運が劇的に変わる時、場というものがあります。

真のプラス思考とは

自分の人生にとって、何がプラスで何がマイナスかなんて、それが起こっているときには誰にもわからない。
どんなことが起こっても、起こったことを、自分の人生において必要だった大切な経験にしていくこと、それが<生きる>ってこと。
長い目で見たら、報われない努力なんてない。
あまりにも短い期間の努力で結果が出ることを期待しすぎているだけ。

生きたことでプラスになる。
これこそが、真のプラス思考。

運は<いい>か<悪い>で表現するものじゃない。
<使う><貯める>で表現するもの。
先に<貯める>があって、ある程度貯まったら<使う>ことができる。
運は後払い、何もしてないのに、いいことが起こったりしない。
周囲から<運がいい>と思われている人は、貯まったから使っただけ。

誰よりも運を貯める生き方をする。
貯めた運の半分くらい使って生きる。
それでも、得るものが多い。

『運転者』はそんな運についてのことを、物語としてわかりやすく教えてくれています。

そんなカンタンにいくわけない、と思うかもしれません。

でも、今、何かがどうも上手くいっていないとしたら、そのまま進んでも上手くいかないままかもしれません。

それよりは、目先を変えて、意識を変えてみることが大事かもしれません。

私は、『運転者』を読んで納得できました。
もっと、いろいろ紹介したい文もあるのですが、ネタバレになるので、この辺りでやめておきます。

実際に読んで、感動して欲しいです。

最後に

喜多川泰さんの『運転者』を紹介しました。

運をよくしたい、と思っている人がいたら、読んで欲しい本です。
他にも、

  • 生きる意味を見つけたい
  • 自分のやっていることに不安がある

そんな人にもおすすめの本です。

ちょっと見方を変えるだけ、人との接し方を変えるだけ、あるいは、思い込みをいったん手放してみる。
運を貯める行動は、難しくありません。
まずは、楽しみながらやってみてはいかがでしょう?

『運転者』を読めば、具体的な方法もわかりますし、<使える>ときまで長い目で待てるようになります。
焦りもなくなるでしょう。 

私は、この本『運転者』に出会って読むことができて、本当によかったと思っています。