大阪の堺市にある堺のアルフォンス・ミュシャ館へ行ってきました。
美術鑑賞が好きですが、1番よく鑑賞しているのはミュシャかもしれません。
それは、堺のアルフォンス・ミュシャ館では、いつでもミュシャの作品が見ることができます。
堺市はミュシャの画業初期から晩年まで、生涯に渡るコレクションを所蔵しています。
堺市立文化館の中にアルフォンス・ミュシャ館があり、いつも展示されているのです。
はじめてミュシャ館を訪れたのはもうだいぶん前になるのですが、はじめて行った時にミュシャの描く優雅な女性像の作品に私も主人もすっかりハマってしまいました。
油彩作品も素晴らしいですが、私はポスターやラベルなどのデザインに宝飾品もとても好きです。
他の美術館で開催されるミュシャの展覧会にも訪れたりしているから、たぶん1番多く鑑賞している画家がアルフォンス・ミュシャです。
堺アルフォンス・ミュシャ館を紹介します。
大阪にある堺アルフォンス・ミュシャ館
私たち夫婦は車で行きましたが、JR阪和線の堺市駅からも近いです。
堺アルフォンス・ミュシャ館はベルマージュ堺というビルの壱番館にあります。
アルフォンス・ミュシャ館の駐車場は?割引サービスは受けれる?
駐車場は近辺にもいくつかありますが、私たちはベルマージュ堺の駐車場に停めました。
ベルマージュ堺にはお店や飲食店も入っています。
駐車場の割引サービスも受けられるのですが、このアルフォンス・ミュシャ館ではチケットを購入してもサービスは受けられません。
だから、私たちはいつも帰りにベルマージュ堺の中のスーパーで買物をして、駐車割引サービスを受けています。^^
堺市がミュシャのコレクションを所蔵している理由
堺市はミュシャとその関連作家の作品約500展を所蔵しています。
株式会社ドイ(カメラのドイ)の創業者、土居君雄氏(1926-1990)が収集していたコレクションです。
土居氏はミュシャの実息ジリ・ミュシャ(イジー・ムハ)氏との公私にわたる親交によって、ミュシャの祖国(現チェコ共和国)では観ることができない大型の油彩画や下絵など、貴重な作品を加えた厚みあるコレクション形成に尽力し、1989年にチェコスロヴァキア文化功労最高勲章を授与されました。
氏の没後、コレクションは堺市に寄贈され、1994年よりポルタス堺アルフォンス・ミュシャ・ギャラリーにて、2000年より当堺市立文化館アルフォンス・ミュシャ館にて展示公開されています。
引用:堺アルフォンス・ミュシャ館のHPより
土井氏は新婚時代を過ごした堺市に、ミュシャのコレクションを寄贈されたそうです。
アルフォンス・ミュシャってどんな画家?
ミュシャって名前は聞いたことがあるけど、どんな画家なのかよく知らない方もいるかもしれませんね。
アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、19世紀末から20世紀初期にかけて花開いたアール・ヌーヴォーの代表的な芸術家です。ミュシャは現在のチェコ共和国で生まれ、パリの舞台女優、サラ・ベルナールのポスターを制作して一躍有名になりました。
ミュシャの作品は、花々に囲まれた優美な女性やしなやかな曲線、淡い色彩が特徴ですが、晩年は活動の拠点をチェコに移し、芸術を通して祖国愛や人類愛を表現しました。引用:堺アルフォンス・ミュシャ館パンフレットより
2017年に東京の国立新美術館でも大規模なミュシャ展が開催されました。
その時に、展示内容の大半を占めたと言われる《スラヴ叙事詩》を観に、とても大勢の人が訪れました。
《スラヴ叙事詩》は、ミュシャが1910年から26年まで、約16年をかけて手がけた全20点からなる超大作シリーズです。
なんと、チェコ国外で世界初の公開だったそうです。
今度はいつ日本で観られるかわからない。
私も行きたかったです。
堺アルフォンス・ミュシャ館ではどんな作品が観られる?
堺アルフォンス・ミュシャ館のコレクションは、ポスターや装飾パネルだけではなく、油彩画や素描、書籍、ブロンズ彫刻、宝飾品など多彩な作品で構成されています。
常設展と企画展があり、4ヶ月ごとに企画展のテーマが変わるので、その度に行くと違う作品が観られます。
現在は「生誕160年記念アルフォンス・ミュシャ創作の軌跡」が開催中です。
「生誕160年記念アルフォンス・ミュシャ創作の軌跡」
アルフォンス・ミュシャの生誕160年を記念した企画展。
パリ時代のアール・ヌーヴォーを代表するミュシャの優雅な女性像のポスターやパネル、また転機となった1900年パリ万国博覧会に関連する作品、そして後年祖国チェコの独立と平和を願って創られた作品など、ミュシャの初期から晩年までの創作の軌跡を紹介した展示となっています。
堺アルフォンス・ミュシャ館で作品を見て
アルフォンス・ミュシャ館はベルマージュ堺壱番館の境文化館ギャラリーの2階が入り口です。
受付で手首で測る検温をされました。
熱がなければチケットが購入できます。
ミュシャの展示室は4階と3階で、4階から見てまわります。
いつも観る同じ作品も多いのですが、それでも何度観てもうっとりする作品が多いですね。
油彩ならではの色使いも好きだし、ポスターやラベルのロゴやデザインも好きです。
パンフレットの左下の大きな鏡もとても印象的です。
そして宝飾品の《蛇のブレスレットと指輪》。(真ん中の矢印)
ブレててごめんなさい。
このデザインに宝石の輝きがとてもきれいで、いつも見入ってしまいます。
ミュシャが、舞台「メディア」のポスターに、腕に蛇を巻いたサラ・ベルナールを描いたものを気に入ったサラが、ミュシャにデザインを依頼し、宝飾家ジョルジュ・フーケと共同で制作されたとか。
他にも3階ではアール・ヌーヴォーデザインの家具や、ちょっと遊べるタッチパネルもあります。
前に来たときにはなかったのに、3階の廊下の隅にパネルのフォトコーナーができていました。
全部で1時間くらいでゆっくり見れる内容です。
ちょっとした時間で、優雅な気分も味わえますよ。
堺アルフォンス・ミュシャ館の案内
名称 | 堺アルフォンス・ミュシャ館 |
観覧料 | 一般:510円 高校・大学生:310円 小・中学生:100円 |
開館時間 | 9:30~17:15 (入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(休日の場合は開館) 休日の翌日(翌日が土・日・休日の場合は開館) 年末年始、展示替期間 |
アクセス | JR阪和線堺市駅下車徒歩約3分 |
住所 | 〒590-0014堺市堺区田出井町1-2-200ベルマージュ堺弐番館2F~4F TEL:072-222-5533 |
公式HP | https://mucha.sakai-bunshin.com/ |
地図 |
情報は2020年9月のものです。
最後に
堺アルフォンス・ミュシャ館へ行ってきました。
小さいギャラリーですが、ちょっと寄るのにもいいですよ。
いつ行っても混んでるなーということがなく、ゆっくり観れています。
2階の受付の横では、ポストカードやグッズが買えるショップもあります。
私も企画展の内容によって気になるテーマだったら、また観に行くでしょう。
過ごしやすくなってきましたね。
そろそろ芸術の秋ですよ~。(^_^)/
にほんブログ村 |
人気ブログランキング |