『バンクシーって誰?展』を観てきました!
額装作品の一部を除き、写真撮影がOKでした。
バンクシーが手掛けた、ストリート・アートの街並みを再現した展示が多く、楽しかったです。
日本ではなかなか見れませんからね。
作品から伝わる、バンクシーの感性やするどい視点には、ただただ感心してしまいます。
音声ガイドは人気俳優の中村倫也さん。
会場で機械を借りてもいいし、自分のスマホでQRコードを読み込んで聴くこともできます。
『バンクシーって誰?展』を観てきた感想をお伝えします。
『バンクシーって誰?展』大阪会場について
コロナの影響で延期になっていた『バンクシーって誰?展』ですが、無事に開催され、東京会場では18万人以上が鑑賞したようです。
大阪会場についてはこちら
会場:グランフロント大阪北館ナレッジキャピタルイベントラボ
HP:https://whoisbanksy-osaka.jp/
JR「大阪」駅 、大阪メトロ御堂筋線「梅田」駅 、阪急「大阪梅田」駅 、阪神「大阪梅田」駅より徒歩です。
私は2020年の秋に、今回とは別の『『バンクシー展天才か反逆者か』を観に行きました。
そのときの記事はこちら
>『バンクシー展』を観た感想!スマイリーだけど笑えない作品って?
以前の『バンクシー展天才か反逆者か』と、今回の『バンクシーって誰?展』は開催内容が違います。
今回は、テレビ局の美術チームにより再現されたストリート・アートと、プライベート・コレクターの秘蔵作品が並ぶ展覧会になっています。
『バンクシーって誰?展』は、額の絵が少なめだったからか、規模が少し小さいように感じました。
前は、ストリートアートも絵もたくさんあって、作品の数としてはもっと多かったです。
今回も平日に行きましたが、オープンの11時でも少し並んでいるくらいで、そんなに混んでいませんでした。
やっぱり、土、日の方が混んでいるみたいです。
平日と土日祝の料金は違います。
当日券は以下のとおり
入場料(税込) | 平日 | 土日祝 |
一般 | 2,000円 | 2,200円 |
大学・高校生 | 1,800円 | 2,000円 |
中学・小学生 | 1,300円 | 1,500円 |
『バンクシーって誰?展』は、ストリート・アートの街並みを再現した空間が見どころ。
バンクシーの活動の3大地域と言われる、ヨーロッパ、アメリカ、中東の街並みが体験できます。
しかも、リアルサイズなので迫力があります。
前にはなかった作品も見れました。
一部の作品を除き、ほとんどが写真撮影OK(ストリート・アートはぜんぶOK)です。
音声ガイドは中村倫也さん!スマホでも聴ける
音声ガイドは機械を借りて聴くこともできるし、自分のスマホで聴くこともできます。
料金はどちらも600円
スマホで聴きたいならイヤホンを持っていきましょう。
私はスマホで聴きましたが、写真も撮りたいので、スマホの画面をいちいち変えるのは、ちょっと手間に感じたりもしました。^^;
ナビゲーターは中村倫也さんなので、今回は長女も一緒に行きました。
大好きだから(*´艸`*)
>【カメレオン俳優の中村倫也】人気の秘密は?動物好きで歌もうまい
スマホでの音声ガイドは、会場を出てもしばらく聴けましたが、5時感くらいたったらもう聴けなくなりました。
会場を出たところには、中村倫也さんが描いた作品もありましたよ。
観てきた感想!リアルなストリートアートが楽しめる
日本でこんな芸術的なストリート・アートは見れないから、とても新鮮でした。
海外でも場所によれば違法だから、バンクシーが描いたとしても消されたモノもあります。
それが、展覧会では再現されたりもしています。
小さいところまでこだわったストリート・アート、すごかったです。
本物の電話ボックスのまわりで、盗聴している男たち。
イギリスの諜報機関の近くの建物に描かれたそうですが、もう今はないとか。
床から草が生えているところ、リアルっぽいです。
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」は有名ですが、この少女が耳にしているのは六方形の警報機。
警報機は、実際に描かれた場所にあったモノだそうです。
マスクは、コロナ後にあとから着けられたそうですが、誰が着けたかはわかっていません。
このおばあさんのくしゃみの絵も、コロナ後に描いた作品で、話題になりましたね。
ロサンゼルスの倉庫で開催されたバンクシーの個展「かろうじて合法」にて、展示された象。
部屋の壁紙と同じ模様が、全身にスプレーペイントされています。
実際には数日間、本物のインド象を展示していたそうです。
「問題があっても、誰もその問題について触れようとしない」という、英語の慣用句を用いた「Elephant in the room」。
多くの人が無視している、貧困などの問題を意図しています。
イスラエルの軍事攻撃を受けて、廃墟化したガサ地区の家に描かれた子猫の絵。
「SNSではガザの悲惨な現実より、もっぱら子猫の写真ばかりが見られている。」
バンクシーがこの場所に、子猫の絵を描いたことによって注目され、、国際的な支援団体がこの地区の援助に名乗りをあげました。
右手に下げているのは、初代のMac。
フランス北部カレーの難民キャンプに描いたのは、スティーブ・ジョブズ。
実の父親がシリア難民だったなんて、知りませんでした。
受け入れていなかったら、今のネット社会はまた違っていたかも。
テントの中には、ネズミが動く映像が。
他にも、こうしたネズミが映し出されているところがありました。
やっぱりバンクシーが誰かはわからない
で、いったいバンクシーって誰?
それはやっぱりわかりません。
正体を明かしていないからこそ、こういうアートが描けるんだとも思います。
展示している作品の中に、バンクシーと思われる人物が写っているパネルもありました。
しかし、顔はわかりません。
ストリート・アートはグラフィティとも呼ばれ、落書きという意味。
海外では、芸術作品として保存する地区もありますが、場所によっては無断で描くと違法になります。
だから、消されてしまうこともあり、匿名で活躍するアーティストが多いです。
バンクシーは、特にメッセージ性が強いストリートアーティストとして有名。
言葉でなく、絵だけでここまで伝えるってすごいと思うし、言葉だけより印象に残りやすいです。
本当は、現地で見るべきこそのストリート・アートかもしれませんが、せっかくの展覧会なので、楽しんできました。^^
これは、中村倫也さんが描いた作品です。
上手ですよねー。
最後に
『バンクシーって誰?展』を観てきました。
シビアといえばシビアな絵です。
厳しい現実を描いた作品もありますが、ユーモアを意識して描いた作品も多いです。
日本で見ることがないことが、平和な証拠のような気もしたり。
紹介した以外にも、たくさんのストリート・アートがありました。
ぜひ、会場で体験してみてください。