万博記念公園へ行ったら、太陽の塔の内部見学ができました。
2018年、48年ぶりに太陽の塔の内部公開がはじまりました。
大阪でアジア初の万博博覧会が開催されたのは1970年。
私が生まれた翌年です。
万博公園には何度か来ていますが、太陽の塔の中を見るのは初めてです。
太陽の塔の内部見学をするには、本当は事前予約が必要です。
私が万博公園に行った日は平日で、当日券が販売されていたため、運よくすぐに見学することができました。
1階だけは写真撮影がOKでした。
実際に見るとすごかったです!
何とも言えない世界観、いい刺激を受けました。
太陽の塔と内部の紹介、見学をした感想をお伝えします。
太陽の塔の内部公開!平日なら当日券で見学できるかも
私が万博公園に行ったのは、平日です。
万博公園についても別で紹介しています。
≫万博記念公園は見どころいっぱい!観光もお散歩にもオススメのコース
公園内や日本庭園をウロウロするつもりで行ったのですが、
「太陽の塔の内部公開の当日券販売を行っています。」
とアナウンスが聞こえてきました。
太陽の塔の内部見学は、本来は事前申し込みが必要です。
事前申し込みの案内はこちら
私たちは申し込んでいなかったので、入る予定はなかったのですが、当日券ですぐに入れるとはラッキー!
太陽の塔はアジア初の万国博覧会のシンボル
太陽の塔は、芸術家である岡本太郎が生み出した作品です。
建てられた背景を、パンフレットから参考に説明します。
1970年、大阪・千里丘陸でアジア初の万国博覧会が開催されました。
万国史上最多の6421万人を集めた、戦後の日本で最大のイベントとなった日本万国博覧会。
大阪万博とも言われてたね。
この万博のために建てられた太陽の塔は、巨大な彫刻のように見えて、ひとつのパビリオンとなっていました。
大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」を表現するテーマ館として、内部で表現されているのは、ダイナミックな展示空間。
万博が閉幕して、ほぼすべてのパビリオンが撤去される中で、太陽の塔は永久保存が決まります。
約半世紀にわたって扉を閉ざしていましたが、2018年に再生を果たし、常設の展示施設に生まれ変わりました。
太陽の塔は何を表している?
太陽の塔は高さ70m、基底部の直径20m、腕の長さ25mです。
一度見たら忘れられないほどのインパクトだよね。
すぐ近くから見上げることもできます。


太陽の塔がなにを表しているのかは、岡本太郎がなにも語らなかったため、よくわからないそうです。
ただ、特徴的な3つの顔については、こう説明されています。
太陽の塔の3つの顔
- 大阪万博テーマ館が「過去」→「未来」→「現在」をめぐる構成だった
- 岡本太郎が「人間の身体、精神のうちには、いつでも人類の過去、現在、未来が一体になって輪廻している」と考えていた
という理由から
- お腹の〈太陽の顔〉は現在
- 頂部の〈黄金の顔〉は未来
- 背面の〈黒い太陽〉は過去
を表しているそうです。
わかっているのはこれだけで、「あとの解釈はご自由に」とパンフレットに書かれています。
太陽の塔の内部見学、1階は写真撮影がOK!
太陽の塔の内部見学は、背中のほうからまわると下に降りる入り口があります。
当日券のチケットも受付で販売されています。
入館料は720円でした。
(万博記念公園内に入るのにも別途入園料が必要です。大人260円)
太陽の塔の胎内がすごい!構成は2つのゾーン
太陽の塔は2つのゾーンで構成されています。
- 〈地底の太陽)ゾーン
- 〈生命の樹〉ゾーン
〈地底の太陽〉ゾーン
まず入ってすぐにあるのが〈地底の太陽〉ゾーン。
右手には、岡本太郎が描いた太陽の塔のデッサンが並びます。
その向かい、左手には三角形の窓があります。
ここからのぞくと、塔が見えます。
〈地底の太陽〉ゾーンは万博当時のテーマ館「過去:根源の世界」の雰囲気を体感する空間となっています。
仮面や神像、映像や照明などを組み合わせて、テーマ館の世界観を伝えています。
この人間の精神世界を象徴する「地底の太陽」は4つ目の顔とも言われているそうです。
映像を見終わると、次の〈生命の樹〉ゾーンへ進みます。
〈生命の樹〉ゾーン
入ってすぐに「おおーっ」となる異次元でした。
〈生命の樹〉ゾーンは、再生した塔内空間を体験するゾーンです。
地下から上へと伸びるのは、岡本太郎が構想した高さ41メートルに及ぶ巨大造形の〈生命の樹〉です。
そして、前代未聞のオブジェ。
下から上に向かって現世類から哺乳類へと進化していきます。
天空に伸びる1本の樹には、33種類ものいきものがびっしりと貼りついています。
写真撮影ができるのはこの1階だけです。
上の写真の向こうに見える階段で、樹の周りをのぼっていきます。
1段ずつのぼるたびに、迫力が増していき圧倒されます。
大きな恐竜のブロントザウルスまでいたよ!
最上階の回廊フロアにつくと、下を見おろすこともできます。
高さは約30メートルなので、高所恐怖層の方は注意されたほうがいいかもしれません。
回廊フロアでは太陽の塔の右腕と左腕の内部も見れます。
これがすごい骨組みで、ライトがあたっていて、宇宙へ続くはしごのようにも見えました。
万博の時には、この腕の中にエスカレーターがあって、移動できたんだって。
太陽の塔の内部見学をした感想
20分くらい見学していました。
写真撮影は1階だけです。
でも、実際に生で見たほうが感動します。
なかなか他では体験できない世界。
当時の大阪万博でもこのような空間が展示されていたとなると、それは大人気だったでしょうね。
今のようにネットで何でも見れる時代とは違う、半世紀も前に、目の前にこんな空間が現れたら、どんな衝撃だったろうと思います。
想像したら楽しいですね。
あらためて岡本太郎の才能や芸術センスのすごさを感じました。
まさしく「芸術は爆発だ!」でした。
太陽の塔の案内
名称 | 太陽の塔 |
住所 | 〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園1-1 |
入館料 | 大人720円、小中学生310円 万博記念公園自然文化園入園料が必要 大人260円、小中学生80円 |
開館時間 | 午前10時から午後5時 |
休館日 | 水曜日 (3月31日をのぞく) |
HP | http://www.eonet.ne.jp/~nunose/index.htm |
地図 |
2021年3月の情報です
最後に
太陽の塔の内部見学をしてきたので、紹介しました。
事前予約をすれば見学ができますが、平日なら当日券が販売されているかもしれません。
当日券があればチャンスです!
楽しくてびっくりの異次元の世界を体験してみてください。
私たちは、そのあとおいしいチキンナゲットを食べました。(๑´ڡ`๑)
≫万博記念公園の高級チキンナゲット専門店「NUGGET NUGGET」食べた感想