マザー・テレサには名言がいくつかありますね。
私が持っている本『マザー・テレサ愛と祈りのことば』にもたくさんの名言が紹介されています。
その中の言葉で、私が気をつけるようになったことがあります。
自分が着なくなった服、使わなくなった物などを、気やすく人にあげてしまうことについてです。
私は過去に、いらなくなった物を、よく誰かにあげたりしていました。
でも、『マザー・テレサ愛と祈りのことば』を読んで、その行動は正しくなかったかもしれない。と思うようになりました。
もったいないからと言って、あれこれとあげてしまうのは、やめた方がいいかもしれません。
本当に、もらってくれる人は、欲しいと思っているのでしょうか。
その人の荷物を増やすだけになってはいないでしょうか?
本当に欲しいと思ってくれている人のところへ、物をゆずるのはいいと思います。
でも、私には
自分だけの勝手な思い込みで、いらなくなった物をあげてしまった場合もあったかもしれない。
と思う反省もあります。
物をあげたときに満足しているのは、自分だけになってはいませんか?
何かを人にあげるとき気をつけたいことをマザー・テレサの言葉より紹介してみます。
人に物をあげる時に注意したいこと【マザー・テレサの言葉】より
私が、人に物をあげることについて意識しはじめたのは、マザー・テレサの教えを知ってからです。
※ここでの「物」というのは、自分が使わなくなった「物」であり、プレゼントや贈り物のことではありません。
マザー・テレサとは
マザー・テレサをご存じですか?
カトリック教会の修道女にして修道会「神の愛の宣教者会」の創立者。またカトリック教会の聖人である。
1997年87歳にて他界。
マザー・テレサと修道女の活動は有名ですが、若い方の中では名前だけを知っているという人も多いかもしれませんね。
『マザー・テレサ愛と祈りのことば』
マザー・テレサの『愛と祈りのことば』は、私の大事な本の中の1冊です。
マザー・テレサの言葉が綴られています。
訳者は渡辺和子さんです。
渡辺和子さんがまえがきを書かれています。
まず、その中の一文を紹介します。
名誉、権力、金銭の欲に溺れ、互いに争っている世界の一隅に、このように無条件に人々の魂を愛し、そのミゼール(悲惨さ)を和らげるために献身している人が存在しているということは、現代社会にとって、一つの大きな救いなのではなかろうか。
マザー・テレサの活動は、大きな救いになっていると書かれています。
活動と言っても、マザー・テレサのしてきたことは、
ということです。
与えることを学ばないといけない
『マザー・テレサ愛と祈りのことば』より、もう少し紹介します。
口数の少ないマザー・テレサは、必要なときにしか話しません。数少なく、かつ、巧まないマザーの言葉には、かくて力があるのです。
この本の中に書かれている挿話や言葉は、マザーの仕事にたずさわっている人々――共働者、シスターたち、また自ら率先してすべきことを実行しているマザーの言葉に、熱心に耳を傾ける開かれた心のグループ――に向けられたものです。
私も、この本の中の言葉を全部覚えているわけではありませんが、物をあげるという行為の時にはいつも思い出される文があります。
それだけ、強く印象に残っているからです。
私がお願いすること。飽くことなく与え続けて下さい。しかし残り物を与えないで下さい。痛みを感じるまでに、自分が傷つくほどに与えつくしてください。
与えることを学ばねばなりません。
でも、与えることを義務と考えるのではなく、与えたいという願いとすることが大切です。
一緒に働いている人たちにいつも言っていること。「余った物、残り物は要りません。私たちが仕えている貧しい人たちは、あなた方からの憐れみも、見下すような態度も必要としていないのです。彼らが必要としているのは、あなた方の愛と親切なのです」
言われていることは難しく聞こえるかもしれません。
でも、ちょっと思いあたるところがありませんか?
人に物をあげる時に一度考えてみよう
私も思い返せば、自分がもう使わないからと、人にあげた物がたくさんあります。
何でもあげれば喜んでもらえると思っていました。
でも、
本当にあれは、あげた人にとって必要なものだったのかな?
押し売りになっていたんじゃないかな。
と、思うことがいくつかあります。
もちろん、どんな物でも本心で喜んでもらえるところには、あげてもいいと思います。
子どもの服のお下がりなどはよくあることです。
そして、本当にそのお下がりをもらって喜んでくれるところもあります。
ただ、自分が必要でなくなったからと、勝手に喜んでもらえると思って「はい、どーぞ。」ではダメなんです。
マザー・テレサの言われる余った物、残り物と言うのは、与える人の気持ちも表しているようにも思います。
受け取る場合もよく考えよう
受け取る立場になった時も同じです。
いらない物は「いらない。」と断ることも必要ですね。
せっかくあげると言ってくれてるから、と特に必要でないのに、私ももらってしまった物がいくつかありました。
もちろん、いろいろな立場や関係があるので一概には言えません。
ありがたくいただける物もあるので、その時々の判断は難しいものがあるかもしれません。
だから、自分が人に物をあげる場合には、もっと注意してみましょう。
人に与えられるのは物だけでない
マザー・テレサは何も物だけを与えて、と言っているわけではないのです。
「与えたいという願いとすることが大切です。」
と書かれています。
もっともっと深い意味や思いがあるのでしょうが、私が判断できるのは、気持ちのことだと思っています。
また、遠くて届かない人たちに与えてと言っているわけでもありません。
一人ひとりが、今そばにいる人、周りの人を大事にしてあげればいいのです。
困った人がいたら、できる範囲で助けてあげればいいのです。
目の前にいる人のことを真剣に考えて、協力してあげる。
その中でできることが「モノ」の場合もあれば、「言葉」かもしれません。
そんな私も、一番近くにいる家族には厳しかったりします。
不機嫌になったり、イライラしてしまった時には反省もします。
まだまだ未熟ですね。(^^;
最後に
『マザー・テレサ愛と祈りのことば』より、私が物を人にあげる時に気をつけたいと思うことをお話しました。
物を長く使うことは、環境にも優しく、いいことだと思います。
でも、人にあげるよりも、上手に処分したほうがいい場合もありますね。
にほんブログ村 |
人気ブログランキング |