猫が出てくるオススメの本を紹介します。
猫がもっと好きになる!たまらなく愛おしくなる!そんな本を集めました。
飼っているなら、「わかる!わかる!」と共感するところも多いハズ。
猫の気持ちもわかるかも?
私は現在、2匹の猫と暮らしています。
猫と暮らす前に読んだ本もありますが、今また読めば、前よりもっと号泣してしまうだろう、と断言できる本もあります。
読むだけで幸せになれるファンタジー小説から、涙が止まらなくなるお話に、感動の実話やエッセイまで。
10作品を紹介します。
猫が出てくるおすすめの本
かのこちゃんとマドレーヌ夫人
かのこちゃんは小学1年生の女の子。
老犬の玄三郎を飼っていましたが、そこに現れたのがアカトラのマドレーヌ夫人。
気高くて外国語を話せる猫でした。
そして、二匹は夫婦になります。
猫たちの集まりや仲間たちへの思いやりに行動が、実にイキイキと描かれています。
かのこちゃんもかわいくて、読むと心があたたかくなる一冊です。
旅猫リポート
この絆は、恋愛を超える。
カギしっぽのナナと心優しい青年サトルの、最後の旅の物語。
野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らしはじめました。
五年が経て、ある事情からサトルはナナを手離すことを決めます。
「僕の猫をもらってくれませんか?」と、知り合いを訪ねてまわる旅に出る一人と一匹。
懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。
ナナの心の声が語られています。
サトルへの愛情がたっぷり感じられて、サトルもまたナナが大好き。
そんな同士が離れるなんて…。
ラストは、溢れる涙をおさえられません。
映画では、サトル役を福士蒼汰さんが演じていて、優しい雰囲気がピッタリでした!
だから、また泣けます(´;ω;`)
ノラヤ
飼っていた猫の「ノラ」がいなくなり、探す著者。
連作14篇からなるエッセイです。
野良猫を飼うことになり、つけた名前が「ノラ」
そのノラがいなくなり、寂しくてたまらない。
猫に対する愛情がたっぷりつまった一冊。
同じように猫を飼っている人なら、気持ちがわかりすぎて、涙が止まらなくなるでしょう。
図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語
アメリカのアイオワ州、田舎町にある図書館長ヴィッキーが書いたエッセイです。
凍えるようなある冬の朝、ヴィッキーは、返却ボックスの中でふるえている子ねこを見つけました。
雄ねこはデューイと名づけられ、人なつこい性格と愛らしいしぐさでたちまち人気者になり、やがて町の人々の心のよりどころになっていきます。
ヴィッキーが自らの波瀾の半生を重ねながら、世界中に愛された図書館ねこの一生をつづった、生きる元気をくれる一冊です。
あたしの一生 猫のダルシーの物語
あたしとは猫のダルシー。
飼い主のことを「あたしの人間」と言い、出会いから別れまでの、一緒に暮らした17年をダルシーが語ります。
時には思い切り甘え、しばらく留守にされては寂しくてそっぽを向いてしまう。
ディー・レディーの原作を江國香織さんが訳してくれたことに、感謝したくなります。
あとがきに書かれている内容にもしみじみときます。
読んだら、猫への愛情はもっと増し、涙が止まらなくなる。
そして、「猫を飼ってよかった。」と思える内容です。
コレこそ愛。
ダルシーが教えてくれます。
ジェニィ
『猫語の教科書』で有名な、ポール・ギャリコのファンタジー小説。
真っ白な猫になってしまった少年ピーターと、黒猫のジェニィの物語です。
二匹の友情から大冒険を、猫の目線で描かれています。
猫好きな著者のギャリコが、一匹の雌猫に永遠の女性の姿を託して描いた、大人のための童話。
ボブという名のストリート・キャット
2017年に公開された映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』の原作本です。
テレビ番組で紹介され、有名になったジェームズとボブ。
ホームレスと野良猫の実話、友情物語です。
お互いがお互いを助け合えたからこそ生きてこられた、と思える内容は、多くの人に勇気を与え、感動を呼びました。
かわいくてたくましい猫のボブは、ジェームズだけでなく、多くの人を癒やして楽しませてくれました。
映画はこちら
>ボブという名の猫 幸せのハイタッチ
海ちゃん
海(かい)ちゃんは、動物写真家で有名な岩合光昭さんのおうちで飼われていた猫です。
品川のお寺から引き取られた海ちゃんは、とても美人さん。
たくさんの子猫も産んで、お母さんもしっかりつとめた海ちゃんの一生。
岩合さんのステキな写真と合わせて楽しめる、猫好きにはたまらない作品です。
ルドルフとイッパイアッテナ
アニメ絵本や児童文学でも人気のお話です。
2016年に公開された、超大型フル3DCGアニメーション映画も素晴らしい作品です。
ルドルフは、リエちゃんのお家で飼われている黒猫。
ある日、魚屋に追われて逃げこんだ長距離トラックに乗ってしまい、遠い東京まで来てしまいました。
そこでルドルフが出会ったのは、とても大きなトラねこ。
名前を聞くと
「おれの名まえは、いっぱいあってな。」
と言ったことから、ルドルフはトラねこのことを「イッパイアッテナ」と呼ぶようになりました。
ルドルフが家に帰れる作戦を練ることになり、猫たちの大冒険がはじまります。
大人も子どもも楽しめる一冊です。
映画はAmazonプライムでも見れます。
>『ルドルフとイッパイアッテナ』
キャッツ ポッサムおじさんの実用猫百科
詩人エリオットと画家ゴーリーの楽しい本は、ミュージカル「キャッツ」の原作です。
たくさんの猫たちが繰り広げる数々のシーンに、ページをめくる手もワクワクします。
エドワード・ゴーリーの描く絵って、不気味な世界観が漂っているものが多いですが、線の細かいタッチ(エッチング)は印象的で、まさにアートです。
この『キャッツ』は、そのタッチを活かした猫が愛らしくて、いい味を出しています。
ゴーリーは、実際に6匹の猫と暮らしていたそうですね。
最後に
猫好きにはたまらない、猫が出てくる本を紹介しました
読むと、もっと猫が好きになって、本当に愛しく思えてきます。
そして、やっぱり涙が出てくることが多いですね。
私ももう一度、読み返したい本が出てきました。
まずは、『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』で癒やされて、『あたしの一生』のダルシーに、いろいろと教わろうかな。
気になる本はありましたか?