京都の嵐山は紅葉でも人気のエリアですが、ちょっと穴場な観光スポットへ行ってきました。
祐斎亭です。
もともと料理旅館だった築150年明治期の建造物で、川端康成が愛して執筆した場所となっています。
嵐山祐斎亭は見学料が2,000円とちょっと高めですが、その季節ならではのアートな風景が楽しめます。
予約制で人数制限されているから、ゆっくり鑑賞できてオススメです。
建物内すべてがアートな祐斎亭を紹介します。
嵐山祐斎亭へのアクセス
祐斎亭は京都の嵐山にあります。
渡月橋を北へ渡り、桂川沿いを左へずっと進んでいきます。
看板が出てくるまで川沿いを歩きます。
手前にも階段が出てくる道がありますが、案内が出てくるまでは川沿いを進みましょう。
この階段を登っていくと着きます。
阪急の嵐山駅からは歩いて約20分。
祐斎亭の見学方法や料金
昔は料理旅館だった建物が、今は染色作家の祐斎氏によるアートギャラリーになっています。
美しい庭園に、祐斎氏の掛け軸やあらゆるデザインが鑑賞できます。
シーズン中の見学は予約が安心
空きがあれば当日でも見学できるかもしれませんが、シーズン期間は予約しておくほうが安心です。
HP:https://yusai.kyoto/
予約した時間から、30分以内に入れれば大丈夫です。
受付では、予約したら送られてくる予約確認のメール画面を見せて、料金を支払います。
見学料は2,000円(税込み)
通常シーズンはお抹茶とお菓子付きですが、紅葉シーズンは付いてきません。
ただし、1,000円で注文することはできます。
2021年シーズンの案内
紅葉シーズン | 嵐山花灯路 | |
期間 | 11月13日(土)~12月5日(日) | 12月6日(月)~12月19日(日) |
時間 | 8時~21時 閉門 (最終受付 20時30分) ライトアップ点灯は17時から |
10時~20時 閉門 (最終受付 19時30分) ライトアップ点灯は17時から |
料金 | 2,000円 | 2,000円 |
祐斎亭でアートな紅葉を鑑賞できる
祐斎亭には、外の風景を楽しめる4つの場所に、染色アートギャラリーや茶室があります。
川端康成の部屋
まず受付の横に、川端康成の部屋があります。
川端康成とご子息の香男里氏が宿泊されたお部屋で、この場所からの景色を楽しまれていたそうです。
部屋から見える景色だけでもとてもきれいですね。
奥にはガラスの水鏡が入った、とちの木のテーブルがあり、ここに映る景色にもうっとりします。
お手洗いまでがアート
続いての部屋に行くまでにお手洗いがあります。
パンフレットでも紹介されているお手洗いは、アート化粧室と名付けられているだけあって、とてもきれいでした。
金魚の水槽がありました。
もうひとつありましたが、そちらは入っていないのでどんな様子かわかりませんが、水琴窟があるようです。
茶室
ここは茶室ですが、この窓から見える景色が額入りのようです。
角度を変えて撮ると、違う景色が現れます。
丸窓の部屋
続いて丸窓の部屋。
丸窓が連結をしているのは、とても珍しい形だそうです。
そして、こちらではアクリル板に映る水鏡で楽しめます。
丸窓の部屋は、1番の人気撮影スポットです。
ここは、本当にいろいろな表情が鑑賞できます。
広いので、他の人たちと交代しながらでも、たくさん写真が撮れました。
近くに寄ったり、はなれて撮ったり、いろいろ見方を変えてみると楽しいです。
祐斎染色アートギャラリー
次の写真スポットへ行くまでに、祐斎染色ギャラリーがあります
展示されている商品は購入することもできます。
絶景テラス
続いて絶景テラス。
目の前には大堰川(おおいがわ)と嵐山に紅葉が広がり、ゆっくりくつろげるスペースにもなっています。
お抹茶とお菓子はここでいただきます。
(シーズン中は別途料金)
夢の水鏡
最後は夢の水鏡。
本物の水鏡で、いつも景色が映り込むしかけは、世界で初めてと思われるそうです。
桶も置いてあり、水滴を落として広がる波紋に、揺らぐ景色を楽しむこともできます。
本当に絵画のような美しさでした。
水面にゴミがたまると、祐斎亭の方が網ですくって取ってくれて、きれいな水鏡にしてくれました。
祐斎亭を順番にまわると、こんな感じで進みます。
丸窓の部屋の裏側です。
祐斎亭を見学した感想
撮った写真で見るより、実際に見たほうがやっぱりきれいです。
夜は夜でライトアップした紅葉が映えそうで、お昼とは違った景色が見れますね。
それに、雪景色に新緑なども、どう見えるのかも気になります。
人数制限できているから、ゆっくり鑑賞できるのはうれしいです。
私たちが行ったときは室内に数人の方がいましたが、ゆっくり写真も撮れました。
染め物が好きな方ならもっと楽しめそうですね。
掛け軸にギャラリーと、見どころも多いです。
祐斎亭の情報
名称 | 嵐山祐斎亭 |
住所 | 〒616-8386 京都市右京区嵯峨亀ノ尾町六 |
TEL | 075-881-2331 |
定休日 | 展示会開催や貸切時、年末年始 |
アクセス | 京福嵐山駅より徒歩10分 JR嵯峨嵐山駅より徒歩20分 阪急嵐山駅より徒歩20分 京都駅よりタクシーにて30分 |
HP | https://yusai.kyoto/ |
地図 |
2021年11月の情報です。
最後に
祐斎亭で紅葉を観てきたので紹介しました。
まさにアートな紅葉でした。
嵐山には何度か来ていますが、はじめての場所でした。
最近、情報番組や新聞で取り上げられることも増えてきたみたいなので、そのうちもっと広がるかも。
今ならまだ知られていなくて、もうしばらくは穴場スポットかもしれませんね。
見学料は2,000円ですが、その価値はあると思います。
気になる方は予約をして行ってみてくださいね。