光の人生ノート ~ My Scrap Book~

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【紅葉が美しい金戎光明寺の見どころ】珍しいアフロ仏像の場所はここ

螺髪がステキなアフロ仏(五劫思惟阿弥陀仏)に会いに、京都の金戒光明寺へ行ってみませんか?

金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)は、くろ谷さんともよばれるお寺。

京都市左京区黒谷町にあり、岡崎から少し離れている静かな場所にあります。

特別公開中には山門に御影堂が拝観できて、庭園に仏像、掛け軸や仕掛けのある襖絵などたっぷり楽しめます。

境内も広いので、ゆっくり散策でき、珍しいアフロの仏さまも見られます。

紅葉の時期にもオススメの金戒光明寺は、新選組の縁の地としても人気です。

見どころを紹介します。

金戒光明寺へのアクセス

金戎光明寺

金戒光明寺は、駅から離れているのでバスで行きます。

私が訪れたのは、紅葉がきれいな秋。
特別公開中でした。

市バス岡崎道下車(32・100・203・204系統)徒歩10分
東天王町下車(5系統)徒歩15分
自動車名神高速・京都東ICより15分
京都南ICより30分
駐車場:乗用車30台(黒谷駐車場 60分 400円 / 最大 800円)

金戒光明寺の見どころ

金戒光明寺は浄土宗最初の寺院

十五歳で比叡山に登られた上人が承安5年(1175年)四十三歳の時お念仏の教えを広めるために、山頂の石の上でお念仏をされた時、紫雲全山にみなぎり光明があたりを照らしたことからこの地に草庵をむすばれた。 法然上人がはじめて草庵を営まれた地である。

宗旨 : 浄土宗
開山・宗祖 :法然上人
唱える言葉 :南無阿弥陀仏
ご本尊 :阿弥陀如来

公式HPhttps://kurodani.jp/about/より

御影堂・大方丈・庭園と山門の拝観セット券が1200円でした。(2016年)

京都市市街が一望できる山門

金戎光明寺

山門を拝観しました。

天井には「蝶龍図」が描かれ、釈迦三尊像と十二羅漢像を安置されています。

京都市内を一望できる絶景を楽しめます。  

写真撮影がNGなので写真はありませんが、この山門の内部と景色は見ごたえがありました。

お寺の山門の中って、本当に貴重な空間を体験できますね。

山門が拝観できると、ワクワクします。(*´▽`*)

御影堂・大方丈・庭園を拝観

金戎光明寺

御影堂と大方丈では、見事な仏像に庭園、屏風や掛け軸など見どころいっぱいです。

お庭は撮影OKでした。

幕末の会津藩や新選組ゆかりの地としても人気があります。

金戎光明寺

特別公開の庭園は、枯山水庭園「紫雲の庭」と、鮮やかな紅葉と池が見事に調和された回遊式庭園です。

金戎光明寺

貴重な仏像や襖絵に屏風

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画像:パンフレットより

仏像や文化財もたくさん公開されています。

吉備観音像は千二百余年前、遣唐使の吉備真備が中国から持ち帰った栴檀(せんだん)の香木を刻んで、吉田寺に安置された仏像です。

吉田寺が廃寺となったため、こちらに移して安置することになったそうです。

文殊菩薩像と脇侍の尊像は、運慶の作と伝えられています。
今はない中山宝幢(ほうどう)寺のご本尊だったことから、中山文殊と呼ばれています。

大方丈の虎の間にある「虎の襖絵」は、素晴らしいだけでなく、とても楽しい仕掛けになっています。

また、伊藤若冲の「群鶏図押絵屏風」も特別公開されていました。

熊谷直実の鎧掛けの五葉の松

金戎光明寺

熊谷直実(平安時代末期から鎌倉時代初期の武将)は、この黒谷の法然上人を尋ねて、方丈裏の池にて鎧を洗い、この松の木に鎧を掛けて出家したそうです。

金戎光明寺

静かで広い境内をゆっくり散策できます。

金戒光明寺で会えるアフロ仏像の場所

金戎光明寺

特別公開をじゅうぶんに楽しんだら、ぜひアフロ仏にも会いに行ってみてください。

ただ、場所がわかりにくいです。
私は境内を探しても見当たらず、パンフレットにも載っていなかったので、お寺の方に場所を聞きました。

境内を出たら、三重塔に向かう極楽橋を渡ります。

金戒光明寺 極楽橋

会津藩の墓地の参道とも案内されています。

江の供養塔

金戎光明寺 江の供養塔

先に現れたのは江の供養塔でした。

数年前に大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」を見ていました。

お江(ごう)崇源院は、浅井長政の三女です。
3度目の結婚で徳川秀忠と出会いましたね。

供養塔には、お江の遺髪が納められていて、大河ドラマが放送中は多くの方が訪れたそうです。

螺髪らほつの五劫思惟阿弥陀仏 

五劫思惟阿弥陀仏

その先にひっそりといらっしゃいました。
五劫思惟阿弥陀仏(ごこうしゆいあみだぶつ)です。

この頭髪(螺髪らほつ)が特徴的で、アフロ仏像とも呼ばれています。

金戎光明寺

「無量寿経」によりますと、阿弥陀仏が法蔵菩薩の時、もろもろの衆生を救わんと五劫の間ただひたすら思惟をこらし四十八願をたて、修行をされ阿弥陀仏となられたとあり、五劫思惟された時のお姿をあらわしたものです。
五劫とは時の長さで一劫が五つということです。
一劫とは「四十里立方(約160km)の大岩に天女が三年(百年という説もある)に一度舞い降りて羽衣で撫で、その岩が無くなるまでの長い時間」のことで、五劫はさらにその5倍ということになります。
そのような気の遠くなるような長い時間、思惟をこらし修行をされた結果、髪の毛が伸びて渦高く螺髪を積み重ねた頭となられた様子を表したのが五劫思惟阿弥陀仏で、全国でも16体ほどしかみられないという珍しいお姿です。
落語の「寿限無寿限無、五劫のすり切れ」はここからきています。
金戒光明寺の五劫思惟阿弥陀仏は、特にめずらしく石で彫刻された石仏で、江戸時代中頃の制作と思われます。
引用:金戒光明寺のHPより

とてもとても長い間、修行をされて、こんな大きな頭になられたのですね。

仏像自体の大きさは小さい方かもしれませんが、その存在は何とも偉大です。 

無事に会えてよかったです。

あったかい気持ちになる仏さまでした。

金戒光明寺の御朱印

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左の御朱印は五劫思惟阿弥陀仏です。

全部で5種類ありましたが、私は2種類だけいただきました。

金戒光明寺の案内

住所 〒606-8331 京都市左京区黒谷町121
TEL 075-771-2204
特別公開 2021年11月12日~12月5日終了しました
アクセス 市バス 
岡崎道下車(32・100・203・204系統)徒歩約10分
東天王町下車(5系統)徒歩15分
駐車場 乗用車30台
(黒谷駐車場60分400円/最大800円)
HP https://kurodani.jp/
地図  

まとめ

京都の金戒光明寺を紹介しました。

特別公開中は、貴重な寺宝や美しい庭園が拝観できます。

そして、ここまで来たらぜひ、優しいアフロ仏にも会ってみてください。

紅葉や桜の時期に公開されていることが多いので、季節も楽しめます。

私も実際に行ってみて、お気に入りのお寺の一つになりました。

また行きたいです。

(^^)