私の振り袖を長女が成人式に着たときの、準備や料金などをまとめてみました。
私には成人した娘が2人います。
成人式で着た振袖は、私の振袖です。
2人ともが私の振り袖を着てくれたおかげで、レンタルするよりは料金がだいぶん安くすみました。
準備をはじめたのは、成人式の1年前からです。
ご自分の振袖を娘さんに着せたいと思われている方、又はお母さんの振袖を着たいと思われている娘さん、何かしらの参考になればと思います。
長いので、興味がある方は、気になるところだけでも読んでみてください。
自分の振り袖を娘に着せたい
私は30年前の成人式に、着物好きの母親と一緒に選んで仕立てた振袖がありました。
当時は珍しかった薄紫色がベースの振袖で、とても気に入っていました。
自分が振袖を着た回数
自分が振り袖を着た回数は
- 成人式
- 短大の謝恩会
- 結婚披露宴に出席
この3回だったと思います。
それと、両親の知り合いの娘さんが、成人式で着てくれたこともありました。
振袖は、未婚の女性が着る着物です。
25歳で結婚した私は、それから振袖を着ることはなく、保管したままでした。
振袖や帯は桐ダンスや桐箱に保管しよう
振袖を保管するなら、桐ダンスや桐箱に収納しておきましょう。
私は、洋服ダンスの上2段が桐の引き出しになっていたので、振袖や長襦袢に帯などは畳紙(たとうし)に包んで収納していました。
こうして保管していただけですが、着物屋さんで見てもらったときに、「保存状態がとてもいい」と言ってもらえました。
他にも、バッグと草履に帯揚げなどもずっと持っていましたが、ショールや髪留めなど、手放したものもあります。
娘は成人式に出席したくなかった
長女の成人式は、2017年でした。
実は、その1年前から長女は、こんなことを言っていました。
「別に成人式に出なくていい。」
もともと、サッパリした性格のせいか、大勢での集まりが苦手なのか、成人式に興味がないようでした。
私は、本人がどうしても行きたくないなら、それもありかなとは思ったのですが、でもやっぱり一生に一度のこと。
あとで後悔しても遅いから、出れるようにはしておこう。
と、言って準備をはじめました。
成人式に向けての準備と料金
約1年前から準備をはじめました。
順番にあげてみます。
- 振袖・長襦袢・帯の丸洗いをしてもらう
- 美容院の予約(着付け・ヘアーセット・メイク)
- 丸洗いを引き取り、長女と丈合わせ
- 髪飾り・ショール・刺繍衿を購入
- 他の小物を購入
- 美容院との打ち合わせ
- 長襦袢の裾上げ・半襟を付ける(私が)
- 成人式の前日に、美容院に振袖一式を持参
振袖の丸洗いをお願いした。
桐ダンスとは言え、ずっと収納したままの振袖、見た目にはきれいですが、たぶん最後に着てから洗っていないはず。
と思っていたところ、ちょうど着物屋さんの「着物の丸洗いキャンペーン」のチラシが入ったのです。
成人式から13ヶ月前の12月でした。
電話で確認してから持って行き、お願いすることにしました。
状態はいい方でしたが、振袖にはしみがあったので、しみ抜きもすることになりました。
帯や長襦袢も、割引で丸洗いしてもらえました。
仕上がりまでにかかった日数は、2ヶ月半です。
しみ抜き代
合計 約30,000円
振袖や帯の洗いを考えている方は、早めに持って行きましょう。
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振袖の引き取りに丈合わせをする
引き取りに行った時に、長女も連れて行って丈を合わせてもらいました。
ほとんど、私と背丈が変わりませんが、少し長女のほうが低いのか、
長襦袢は少し裾上げをした方がよさそうですね。
と言われました。
裾上げは、成人式までに私がすることにしました。
とりあえず、1番大事な振袖がきれいになり、娘が無事に着れることがわかって一安心しました。
1年前に美容院の予約、着付けとヘアセット
いつも髪の毛をカットをしてもらっている美容院が、家の近くにあります。
成人式の1年前から予約を受け付けていたので、ちょうど1年前に電話で予約をしました。
髪飾り・ショール・半衿を購入
小物など、いくつかたりないものがあるので、少しずつそろえていきました。
振袖に合う髪飾りを探して、娘とあちこちのお店を見てまわりましたが、紫色の髪飾りって少ないんですね。
結局、丸洗いをお願いした着物屋さんにまた行ってみると、紫の振袖に合うステキな髪飾りを見つけました。
半衿 5,400円
ショール 10,800円
それぞれが、結構高いですよね。
「髪飾りとショールは次女も使うし」と思いましたが、正直なところ
半衿(刺繍衿)はここまで高いものを買わなくてもよかったなー。
と思っています。
半衿とは長襦袢に付ける襟で、振袖からちょっとしか柄が見えないんです。
私の長襦袢には、白い無地の半襟がついていたのですが、テープで貼るタイプのもので汚れてもいたので外したのです。
今の半襟はいろいろな柄のがあり、ここで個性を出される方もいるみたいです。
このきれいな花柄は、振袖からは、ちょっとしか見えないんですよね。
(おまけに、次女の時は丈が合わないので、長襦袢は買わないといけなかったので、またこの半衿も買うことに。)
この用意をしたのは、ちょっと遅い方かもしれませんが、10月でした。
でも、長女もこの頃には、成人式に出るのが、又は振袖を着るのが少し楽しみになっていたような気がします。
成人式用に購入した和装小物
和装小物もいろいろと必要です。
- 着物用スリップ(肌着)
- 着物用ブラジャー(和装ブラかスポーツブラ)
- 着付けベルト
- 足袋
- 伊達締め
- 前板
- 後板
- 帯枕
- 腰ひも
などです。
美容院によっても少し数が違ったりするので、お願いする美容院のHPなどでチェックするといいでしょう。
ヒートテックやタイツは、地域により寒さも違うので、状況に応じて直近で購入しても大丈夫かと思います。
私は、この小物類は、違う着物屋さんを通りかかった時に、まとめて購入しました。
料金は、合わせて 約10,000円でした。
買わずに使えた私の和装小物
私のものを使うことにしたのは
- 振袖
- 長襦袢
- 帯
- バッグ
- 草履
- 帯揚げ
- 帯締め
です。
バッグはきれいだけど、草履はずっと履かずになおしっぱなし。
底がはがれたりしないかな?
と、ちょっと不安がありました。
でも、成人式の日は、お友達のお父さんが車で送ってくれることになり、大丈夫だろうと、娘に履いてもらうことにしました。
帯締めと帯揚げも、私のシンプルな物を使ってもらいました。
お母さんの振袖を着られるなら、帯締めと帯揚げは、今風のかわいい物を選ぶ方も多いようです。
こうやって、用意するものをあげてみると、自分でそろえるのが大変なようにも見えますね。
レンタルだと一式まとめて借りられますから、ラクなのは確かです。
美容院との打ち合わせ
12月中に美容院と髪型やメイクをどうするかの打ち合わせをして、実際にセットしてもらいます。
これは料金に含まれていて、支払いは成人式の当日でした。
長襦袢の裾上げ・半襟を縫い付ける
長女は私より少し背が低いせいか、長襦袢の裾を少し上げたほうがいいと、着物屋さんから言われていました。
長襦袢の裾上げはまつり縫いだから、、ズボンの裾上げができるなら縫えるでしょう。
振袖の中に着るので見えないから、多少うまく縫えなくても、落ちてこなければ大丈夫です。
半襟を縫い付けるのは難しい
半襟を縫い付けるのが難しかったです。
YouTubeで動画を探して、見ながら縫いましたが、一苦労でした。
正直、途中で投げ出したくなりました。(¯―¯٥)
成人式の前日に、美容院に振袖一式を持参
あとは、成人式の前日か2日前に、着付けをしてもらう美容院へ、振袖と小物を一式持っていって、不足がないかチェックしてもらいます。
いつ持って行くかは、美容院に確認してください。
成人式当日の美容院の料金
わが家は、美容院の予約は7時でした。
1年前の早いときに予約をしたので、いい時間帯にしてもらえたのでは?と思っています。
近くだったので、先に長女だけ行かせて、おわり頃に私が迎えに行きました。
地域にもより、寒さも違うでしょうが、下着の上に寒さ対策で、襟ぐりの広いヒートテック、裾が見えない程度のタイツをはいて行かせました。
先に髪の毛をセットするので、服は、ボタンで脱ぎ着できるシャツやカーデガンなどを着ていきましょう。
着付けとヘアーセット、メイクにかかった時間は、約2時間でした。
娘が着て行った服や靴を入れる袋を用意して、迎えに行きました。
料金は税込みで24,840円でした。
前撮りはしなかった
前撮りとは、先に振袖を着てヘアーセットもして、成人式に出席するときと同じ姿で、きれいに写真を撮ってもらうことです。
わが家は、前撮りはしませんでした。
もともと、長女は成人式に出るのも、振袖を着るのも興味を持っていませんでした。
私も正直なところ、お金もかかるし、娘がいらないと言ってくれるならいいや、と思ったのです。
成人式の当日に、家のデジカメやスマホで写真を撮っただけです。
あとで、その写真をアルバムにして私が作ればいいかな、と思いました。
前撮りについては娘さんと相談して決めてあげて下さい。
振袖のレンタルと比べて料金は?
全部でかかった料金は、約9万円。
振り袖や帯の丸洗いの代金がキャンペーン中だったのと、前撮りをしていないのとで、料金は抑えられたのかもしれません。
せっかく、振り袖があるからと、娘たちに着てもらうことにしましたが、レンタルと迷ったこともありました。
でも、レンタルもそれなりに料金はすると聞いていました。
それに、レンタルだと準備はラクですが、借りたものを返すのが至急だったりして大変と聞いたりもします。
当日の着付けやヘアーセットの場所は選べないことが多くて、朝早くから少し遠いところまで行かないといけないこともあります。
ご参考までに>振袖はフルセットが正解☆【京都着物レンタル 夢館 -ゆめやかた-】
成人式の日に振り袖を着ていた時間は?
成人式に出ることを渋っていた娘たちですが、ぎりぎりで準備するのは大変。
あとで出れなくなってもいいからと準備をして、やってきてよかったと思いました。
私も、それぞれの用意をしたり、半襟を縫うのに時間がかかってめげそうになり、「レンタルは便利でいいな-。」と何度も思いました。
でもまぁ、何とかこなせました。
成人式は2回ともお天気もよく、娘たちも、結局は友達と写真を撮ったりして喜んでいました。
式が終わったら、すぐに家に帰ってきて、脱いでましたけどね。
ホント、振袖を着ていた時間は2~3時間。(¯―¯٥)
そのあとは、洋服に着替えて、出かけていきました。
まとめ
30年前の私の振袖を長女が着て成人式を迎えるまでの準備、購入したものなどを紹介してみました。
準備をはじめたのは、成人式の約1年前(正確には13ヶ月前)、振袖・長襦袢・帯を洗いに出したところからです。
お母さんの振袖を娘さんに着せようと考えているなら、遅くても1年前には振袖の状態はチェックされたほうがいいと思います。
状態によっては、着物屋さんや着物を洗ってくれるクリーニング店で相談してみて下さい。
私の場合は、仕上がりまでに2ヶ月半がかかりましたが、仕上がりまでの期間は日数がかかることを頭に入れておきましょう。
近くで見つからない場合は、宅配クリーニングもあります。
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他の小物などは、それから準備しても大丈夫です。
そして、2年後の次女の成人式です。
次女も「別に成人式、出なくていい。」
そんなことを言っていました。
「まぁまぁ、とりあえず準備はしていこう。」と進めることになるのですが。^^;
もちろん、同じ振袖を着てもらいます。
次女は私よりも背が13cmも高い。
さて、その場合はどうなったかは、こちらで記事にしています。