箱根の「彫刻の森美術館」に行ってきました。
彫刻の森美術館は日本初の野外美術館です。
広い敷地内には、見ごたえのある多くの彫刻だけでなく、子どもも遊べる体験型の作品があり、家族で楽しめる人気のスポットです。
時間があればじっくりみてまわりたい、1日過ごせそうな、楽しいレジャー施設とも言えます。
彫刻の森美術館の見どころやアクセス情報などを紹介します。
彫刻の森美術館へのアクセス
彫刻の森美術館への行き方は、箱根湯本駅から箱根登山鉄道で約33分乗った「彫刻の森」駅から徒歩2分です。
バスでも行けます。
電車 | 小田原駅→箱根湯本駅→箱根登山鉄道「彫刻の森」駅より徒歩2分 |
箱根登山バス 伊豆箱根バス |
「二の平入り口」より徒歩5分 |
箱根登山観光施設めぐりバス | 「彫刻の森美術館」よりすぐ |
詳しくはこちら
https://www.hakone-oam.or.jp/about/?id=995001
入口の上の彫刻からすごさを感じます。
彫刻の森美術館の見どころ
四季折々の雄大な自然が楽しめる箱根。彫刻の森美術館は、その自然を生かして1969年に開館した、国内で初めての野外美術館です。緑豊かな庭園に、近・現代を代表する彫刻家の名作120点が常設展示されています。また、ピカソ館を始めとする5つの室内展示場や、子どもたちが体験できる作品、天然温泉の足湯もあり、心豊かな憩いのひとときを過ごすことができます。
引用:パンフレットより
2019年の8月に50周年を迎えた、彫刻の森美術館。
広さはなんと、東京ドームの1,5倍の約7万㎡。
館長は、ファッションデザイナーの森英恵さんです。
広場の彫刻たち
緑豊かな敷地に、幅広い世代の彫刻が多数並んでいます。
左の像はニキ・ド・サン・ファールの作品「ミス・ブラック・パワー」。
ハリボテで作られた巨大な女性像のシリーズ「ナナ」のひとつだそうです。
後藤良二の「交叉する空間構造」
すみません、作品名がわかりません。m(_ _)m
カール・ミレスの「神の手」
とても高いところにあり、まるで浮いているようです。
バリー・フラナガンの「ボクシングをする二匹のうさぎ」
ヘンリ・ムーアの「ファミリー・グループ」
出口近くには、フランソワ=ザビエ、クロード・ラランヌ「嘆きの天使」。
特殊な水還元装置で、目から涙が途絶えず流れて泉となっています。
インパクト大です!
ピカソ館にはピカソの作品が300点!
ピカソコレクションを鑑賞できる「ピカソ館」。
ピカソの作品が300点ほども展示されています。
絵画に、陶芸、版画と幅広いジャンルの作品が並ぶ館内には、ところどころにピカソの言葉も紹介されています。
大切なことは見つけることであって、探すことではない。
芸術家とは見つけることだ。
芸術にあっては、意図は何の価値もなく、スペインの諺(ことわざ)の
「愛は議論ではなく、事実で試される」
のように、大事なのは行動である。
―――― ピカソ
この言葉がとても印象に残りました。
子どもたちも遊べる体験型アート
ネットの森 と シャボン玉のお城
子どもたちが、楽しく遊べる場所もあります。
巨大な手編みのネットや、迷路のようなカプセルの中に子どもたちが入って遊べる体験型アートです。
迷路になっている場所もあります。
シンフォニー彫刻
円柱型の塔は「幸せをよぶシンフォニー彫刻」
高さは、約18m,内径8mです。
1975年にフランス人のアーティスト、ガブリエル・ロアールが原型とガラスのデザインを手掛けました。
中に入ることができます。
内部はスカルプチャード・グラスと呼ばれるガラスの色彩、約4000色で彩られる美しいステンドグラス。
人物や動植物に、乗り物なども見えますね。
96段のらせん階段を登り切ると、緑輝く箱根の山々と美術館全体を見渡せる絶景パノラマが待っています。
曇っていますが、空が近く感じました。
他にも、森のアトリエ、源泉かけ流しの足湯などもあります。
レストランやカフェ
レストランやカフェは、3ヶ所あります。
- ミュージアムカフェ
- ベラフォレスタ BELLA FORESTA
- 彫刻の森ダイニング
私たちは、ミュージアムカフェでケークサレを食べました。
おいしかったです。
彫刻の森美術館の滞在時間は?行った感想
予想していたより、ずっと見どころの多い美術館でした。
屋外は広いし、展示物はいろいろあるしで、あちこち観ていたらあっという間に2時間たっていました。
足湯を体験したり、もっとすみずみまで観たかったのですが、時間がなくて残念でした。
とても気持ちがいい場所だし、1日をここでゆっくり過ごすこともできそうです。
子どもさんと来ても、遊べる場所もあるし楽しめると思います。
入館料は1,600円(私たちは割引で1,400円でした)ですが、人によれば、ふつうの美術館より長い時間いれるし料金以上かもしれません。^^
日帰りで行ける方は、彫刻の森美術館だけでも1日ゆっくり過ごせそうですよ。
この彫刻の森美術館からは岡田美術館や箱根美術館もバスで行きやすいので、この辺りの美術館巡りもできます。
私は、少し違うエリアの「星の王子さまミュージアム」に行き、翌日は「ガラスの森美術館」へ行きました。
こちらで紹介しています。
>箱根観光にオススメ!【星の王子さまミュージアムとガラスの森美術館】
箱根に行ったのは8月の終わりで、お天気は曇りでした。
彫刻の森美術館では、外ではとても気持ちいい風が吹いて、8月とは思えないほどさわやかで穏やかな時間を過ごせました。
彫刻の森美術館の情報
施設名 | 彫刻の森美術館 |
住所 | 〒250-0407 神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1121 |
TEL | 0460-82-1161 |
営業時間 | 9:00~17:00(年中無休) 入館は閉館の30分前まで |
入館料 | 大人/1600円 高校・大学生/1200円 小学・中学生/800円 HPにてネット割引あり |
アクセス | 箱根登山鉄道「彫刻の森」駅」徒歩2分 箱根登山バス、伊豆箱根バス「二の平入り口」徒歩5分 箱根登山観光施設めぐりバス「彫刻の森美術館」よりすぐ https://www.hakone-oam.or.jp/about/?id=995001 |
駐車場 | あり、有料 |
HP | https://www.hakone-oam.or.jp/ |
地図 |
お得な割引チケット
彫刻の森美術館の入館料は、大人1,600円です。
私たちは箱根フリーパスを持っていたので、200円引きの1,400円でした。
箱根フリーパスというのは、いろんな乗り物に使える切符で、箱根ロープウェイや登山鉄道にバスなどに何度も自由に乗り降りできます。
割引してもらえる施設も多いので、あちこち観光するなら便利です。
詳しくはこちら
https://www.hakonenavi.jp/transportation/ticket/freepass/
また、彫刻の森美術館のHPにも、ネット割引のページがあり、大人1,500円になります。
https://www.hakone-oam.or.jp/corefiles/ticket_jp.html
最後に
日本で初の、野外美術館「彫刻の森美術館」を紹介しました。
広くて気持ちのいい自然の中を歩きながらの、彫刻鑑賞やステンドグラスに、思っていた以上にのんびりとしてしまいました。
まだまだ時間をかけたら、ゆっくり観たい美術館です。
箱根には美術館がたくさんあるから、美術館めぐりもいいですね。
叶うことなら何日か滞在して、1ヶ所をもっと充分に味わい尽くしたいです。
そのときは、ホテルはもう一度、天成園に泊まりたいと思っています。