映画『オーケストラ』は、素晴らしいクラシック音楽が聴けて、ストーリーも感動する作品です。
10年くらい前の作品になりますが、芸術の秋を楽しみたいときにも、オススメですね。
クラシック音楽が好きな人も、ちょっと興味がある人も楽しめます。
私もピアノをしていたものの、クラシックにはあまり詳しくありません。(・_・;)
でも、『オーケストラ』の中で流れているクラシック曲がとてもきれいで、観たときに調べて書き出したりしました。
映画『オーケストラ』を観た感想をお伝えします。
映画『オーケストラ!』のあらすじ
劇場清掃員として働くさえない中年男アンドレイ・フィリポフ(アレクセイ・グシュコブ)は、かつてはロシア・ボリショイ交響楽団で主席を務めた天才指揮者だった。彼は、共産主義時代、“ユダヤ主義者と人民の敵”と称されたユダヤ系の演奏家たち全員の排斥を拒絶し、名声の絶頂期に解雇されたのだった。ある日、清掃中にアンドレイは、1枚のFAXを目にする。それは、演奏を取りやめたサンフランシスコ交響楽団の代わりに、パリのプレイエルに出演するオーケストラを2週間以内に見つけたいという内容だった。その瞬間、彼は、かつての仲間を集めて偽のオーケストラを結成、ボリショイ交響楽団代表としてパリに乗り込むことを思いつく。。
引用:Amazon内容紹介より
ソ連時代のポリジョイ交響楽団で、プレジネフ政権によってユダヤ人が 迫害され、彼らをかばったアンドレイのようなロシア人が解雇されたのは、本当にあったことです。
ミヘイレアニュ監督は、悲しい史実を基にしながらも、逆光を力強く笑顔で乗り超える人々をユーモアたっぷりに描き出しました。
タイトル | オーケストラ! |
原題 | LE CONCERT |
公開 | 2009年 |
時間 | 124分 |
監督 | ラデュ・ミヘイレアニュ |
出演 | アレクセイ・グシュコフ メラニー・ロラン フランソワ・ベルレワン |
使われているクラシック曲
BGMとかで流れているような感じですが、以前に何かで調べて書き出していました。
モーツァルト 「ピアノ協奏曲第21番 ハ短調KV467」
チャイコフスキー 「ヴァイオリン協奏曲 ニ短調Op.35」「白鳥の湖」
バッハ 「無伴奏チェロ組曲第一番 ト短調BWV1007」「2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調BWV1043」
ロッシーニ 「ウィリアム・テル」
シューマン 「夕べに」「なぜ」
ドビュッシー 「西風の見たもの」
他
『オーケストラ!』を観た感想
途中まではあまり音楽は出てこなくて、集まった演奏家たちが公演を行うまでの過程が、コメディタッチで描かれています。
だから、ちょっと退屈さを感じるかもしれませんが、もどかしくても我慢して最後まで見て欲しいです。
当時の厳しい情勢の中、好きな音楽を楽しむのも簡単ではなく、様々な問題があります。
そんな長い道のりを経て、感動へと導く作品になっています。
ラストのチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲 ニ短調Op.35」は圧巻です。
その中で、明かされる真実も・・・。
しつこいですが、このシーンまでは観るのをやめないでください。(^^)
音楽がテーマの映画のおすすめ
『オーケストラ!』は大好きな映画で、クラシック曲が聴ける映画は?と思い浮かべるとこの作品が出てきます。
でも他にも音楽がテーマの映画作品っていろいろありますよね。
私が観た中でおすすめの作品を紹介します。
『奇跡のシンフォニー 』はギターの音色にしびれます
『セッション』はドラムがメイン、ラストの渾身の演奏は手に汗握ります。
『グレイテスト・ショーマン』は私がミュージカル映画で一番好きな映画
『ボヘミアン・ラプソディ』大ヒットしたクイーンの物語
グレイテスト・ショーマンは過去にブログで紹介しました。
そして『蜜蜂と遠雷』もどっぷりと音楽に浸れますよ。
最後に
映画『オーケストラ!』を紹介しました。
音楽が素晴らしいです。
そして、音楽を愛する人たちも魅力的です。
そんな作品に出会えることがうれしいですね。