光の人生ノート ~ My Scrap Book~

毎日を心豊かに暮らしたい。大好きなもので人生をスクラップするように。

直木賞受賞作の『恋歌』は究極の恋愛小説【読書感想】女の一生を描いた感動本

今回、私が紹介したいのは、恋愛にまつわる本です!
それも、究極の恋愛小説。

朝井まかてさんの『恋歌』です。
なんと実話をもとにしたお話でした。
息を呑む展開にページをめくる手が止まらない、そしてとても考えさせられる本でした。

『恋歌』は究極の恋愛小説

 第120回 直木賞受賞作
幕末の過酷な運命に翻弄された女の一生を描く感動作!

『恋歌』のあらすじ

幕末の江戸で熱烈な恋を成就させ、天狗党の志士に嫁いで水戸へ下った中島歌子。だが、内乱の激化にともない、彼女は夫から離され、囚われの身となった。
明治の世に歌塾「荻の舎」を主宰し一世を風靡した歌子は、何を想い、胸に秘めていたのか。
引用 Amazon紹介記事より

・・・・・・・・・・落涙の結末!

 注意!何の知識もなく読みたい方は、この先は読まないで下さい。

主人公の中島歌子とは

1845-1903年 明治時代の歌人。
弘化(こうか)元年生まれ。江戸の人。水戸藩氏、林忠佐衛門と結婚。
元治(げんじ)元年、天狗党の乱に加わった夫と死別。
のち、加藤千浪にまなび、東京小石川で歌塾、荻の舎をひらいた。
門人に三宅花圃、樋口一葉らがいる。
明治36年死去。60歳。

天狗党とは

天保年間、水戸藩主徳川斉昭の藩制改革に伴い、下級藩士を主体に結成された改革派グループ。
保守門閥派の諸生党と激しく対立。
1864年、攘夷延期を不満として筑波山に挙兵、武田耕雲斎、藤田小四郎を主導者とする一派は、心事を一橋慶喜を通して朝聞に達すべく、上洛の途についたが、加賀藩に降伏。
武田以下数百名は敦賀で斬刑に処せられた。
その後も明治維新に至るまで藩制の主権をめぐって、保守党と凄惨な争いが続いた。

『恋歌』を読んだ感想

実話を元にした小説とは知らず読み始めました。
弘化や元冶の年の話のわりに、恋する乙女の切なさや嫁ぎ先の義妹とのやりとりなど、現代の恋愛、結婚とそう変わらない状況に感心しつつ読み進めていたら、
中盤からの牢獄での残酷さは想像を絶するほどの悲惨さで、こういう歴史があったことに衝撃でした。

印象に残った貞芳院の言葉

「水戸は藩も人も皆、貧しかった。水戸者は生来が生真面目。質素倹約を旨とし過ぎて頑なになって、その鬱憤を内政に向けてしもうた。あまりの貧しさと抑圧が怖いのは人の気いを狭うすること。気いが狭うなれば己より弱い者を痛めつける。ほんで復讐を恐れて手加減できんようになる・・・」
本の文章より引用

が心に残ります。

この本を読んだのは、1年半くらい前です。
読書ノートに書いていたのを見返して、こうして記事にしましたが、改めてこの貞芳院の言葉の部分に考えさせられました。
今の世の中の直視できない様々な問題の根源もここにあるような気がしました。

貧しさと言っても、心(愛情)の貧しさの影響は計り知れない気がします。

最後に

真の純愛の話です。
そして、今の時代の平和な日本で暮らせることに心から感謝します。
少しでも興味をもたれたら読んでみて下さいね。

また、『恋歌』はAmazonのオーディブルで聴くこともできます。
オーディブルとは本の朗読サービスです。
『恋歌』をオーディブルで聴く 

Amazonオーディブルは、30日間の無料体験も実施中です!