ブログを続けていて、自分はちゃんと文章が書けているだろうかと心配になることがあります。
だから、『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』を買って読んでみました。
なんと、文章術の名著100冊のエッセンスを1冊にまとめた本です。
すごくないですか!
100冊分のポイントがこの1冊に詰まっているんです!
なんてお得なんでしょう。
現役ライターさんのお二人が100冊を真剣に読み込まれて、文章のプロが持つ共通のノウハウを洗い出し、ランキングにされました。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』は、とても参考になる本でした。
書き方を学びたい方、書いた文章を改善したい方にもオススメです。
内容と読んだ感想をお伝えします。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』
2021年1月、日経BPマーケティングより発行
この1冊で、100冊分の重要スキルが身につく「文章の書き方、大事な順」ランキング、ベスト40‼
ビジネス文書や試験・論文・SNSやブログでも、「書かれた文章」は、その人の「人生そのもの」です。
そして「言葉」には、「人を守り、支える力」があります。
いつでも、どこでも、どんな時にも役に立つ「書く力」を、あなたも身につけてみませんか?
著書は現役ライターの藤吉豊さんと、小川真理子さんです。
文章術の名著「100冊」を読まれて、書く上での大切なポイントをランキング化されました。
ベスト40のランキング
100冊から選ばれたノウハウは40項目。
ランキングで紹介されています。
ランキングは以下の手順で作成されました。
- 「文章の書き方」をテーマにした本(文章読本)を「100冊」購入
- どの本に、どのようなノウハウが書かれているのかを洗い出す
- 共通のノウハウをリスト化する
- ノウハウをランキング化する
順位は、3つに分けて紹介されています。
1~7位
多くの著者が「大切」だと説く7つのノウハウ。
すべての人に必要な基本のルールです。8~20位
「1~7位」を理解した上で、さらにスキルアップしたノウハウ。
文章の内容を豊かにしてくれます。21~40位
文章のプロでもつまずいたり、意見が分かれるノウハウ。
1~7位のノウハウを知っているだけでも、とても参考になります。
どんな場面でも「わかりやすく、正確な文章」が書けるようになります。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』を読むメリット
100冊を読み込んで1冊にまとめるのは、とても大変な作業だったそうです。
それでも成し遂げようとしたのには理由があると説明されています。
「文章の書き方」を本で勉強したいけど、たくさん出版されていますね。
どれを読んだらいいですか?
そんな質問が多いそうです。
その人の書きたい専門ジャンルの本を読む前に、文章のプロたち皆が「大切」だと思っていることをまとめられないか、文章を書く上で普遍的で大事なノウハウを身につけられないか、と考えました。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』は、文章の書き方を勉強したい人の、はじめの1冊にぴったりです。
メリットは全部で9コ
あらゆるジャンルの「文章のプロ」が「大切だ」と考えている文章のコツを、重要なものから順に身につけられる。
と書かれています。
そして、メリットは全部で9つもあります。
1、文章を書く上で普遍的で大切なコツが、重要な順に身につく
2、正確でわかりやすい文章が書ける
3、読み手の感情を動かす文章が書ける
4、読み手を不快にさせない文章が書ける
5、速く書ける
6、「何を書いたらいいかわからない」という悩みが解消される
7、文章に対する苦手意識がなくなる
8、文章によるコミュニケーション、誤解、気持ちのズレを防ぐ
9、ポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)が身につく引用:『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。」より
実際にランキング化されたノウハウですが、1位から順番に紹介されています。
1位~7位のルールで「文章力の向上」が実感できる。
20位まで身につければ、「文章がうまい人」になれる。
40位まで身につければ、「プロ級の書く力」が手に入る。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』の内容
40項目のノウハウに3つのポイントがあり、書き方の説明があります。
1位は「文章はシンプルに」です。
- 余計な言葉はとにかく削って、簡潔に
- 1文の長さの目安は、「60文字」以内
- ワンセンテンス・ワンメッセージ
ムダな言葉を省いてわかりやすくカンタンに書くことで、内容が伝わりやすく、リズム感がよくなります。
悪い例文と良い例文があり、説明されています。
まわりくどい言い方をなくして、シンプルに書くほうが読みやすいですね。
よく使われる接続詞や副詞なども、削れるところは削ってみましょう、とあります。
「そして」「しかし」などに「とても」「すごく」などです。
他には3位の「文章も「見た目」が大事」
余白を入れる、ひらがなと漢字のバランスなどで見た目をよくできます。
ひらがなにしたほうがいい漢字も多く掲載されています。
物→もの
時→とき
出来る→できる
人達→人たち
としたほうが読みやすくなります。
ブログ記事は、小説や雑誌とは違った書き方で見やすさを大事にします。
ブログでオススメの紹介記事は型に使って書こう
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』の中には、書き方のノウハウ以外にコラムもあります。
コラムのひとつに、誰でも1時間でブログ記事が書ける「型」も紹介されています。
よく使われる基本の「型」ですが、商品のオススメ記事を書くときに便利な「型」です。
型を使って書くことで、読みやすく伝わりやすい文章になります。
初心者の方なら、この型通りにたくさん記事を書いていくといいですね。
私も、はじめからちゃんと勉強しておけばよかったです。
私はAmazonで購入したのですが、「「誰でも1時間で「記事・ブログ」が書ける魔法のテンプレート」データ配信」がダウンロードできる特典が付いていました。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』を読んだ感想
自分の文章はちゃんと書けているのだろうか、改善できるところはどこだろうか。
そう思って購入しました。
基本のノウハウの1位を読みはじめたときから、すぐに自分が書いた記事をぜんぶ書きなおしたくなりました。
実はこの1位のノウハウでさえ、私は全然できていませんでした。
漢字が多いと気づいた言葉はひらがなになおし、ややこしく書いてしまっている文章も修正し、できるだけシンプルに書きかえました。
それでも、何度読み返してもどこかがおかしいように見えてしまいます。
キリがないです。
だから、ブログでなにかの情報発信をされている方は、早めに文章の書き方の本を読まれることをオススメします。
知っておいて損はないことばかりですし、はじめから読みやすい文章を書く練習ができます。
8位以降のノウハウも大事なことが紹介されていて、とても参考になることばかりです。
読んでいて納得できたり、取り入れてみたいコツもあります。
ブログだと、全部を取り入れる必要はないでしょうが、書くことに悩んだときに読み返すのもいいと思います。
なにか、いいアイデアが思い浮かぶかもしれません。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』の中のノウハウをひとつずつでも身につければ、文章は読みやすいだけでなく、もっとイキイキしてくるでしょう。
ブログ記事ならあとから修正も可能なので、はじめから完璧でなくても大丈夫。
どんどん書いては発信していきましょう。
書くときに大切にしたいこと
最後のページに、著者のお二人がそれぞれの「書くとき」についてお話されています。
藤吉豊さんが文章を書くときにもっとも大切にされているのは「愛語の表現」だそうです。
愛語とは、禅語(ぜんご)のひとつで
「心のこもったやさしい言葉」
「親しみのある言葉」
「愛情のこもった言葉」
引用:『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。」より
小川真理子さんも、「愛語」のように人を守る言葉を使っていきたい、と述べられています。
とてもステキですね。
言葉を大事に、愛語を大切に書かれているライターさんの文章なら、読んでいてどんなに気持ちがいいだろう、と思います。
私も、読んでくれる人の気持ちを考えながら書ける人になりたいです。
最後に
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』を紹介しました。
上位のノウハウだけでも、知らないと知っているのとでは全然違います。
私も、まだまだできていないことばかりです。
一つ一つマスターしていきたいと思っています。
でも、むずかしく考えずにどんどん書いていくことも大事です。
書くことが好きな方なら、楽しく学べるでしょう。
『「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。』は、1度読んだだけではすべて理解できないので、何度も読み返したいです。
1冊、手元にあるだけで心強いですよ。
誤字脱字も、気をつけます(^^;
過去の記事を読み直しては、見つけて凹むこと多いです。