お魚のカツオで作る「はてなの飯」を紹介します。
はてなの飯とは「みおつくし料理帖」という本の中で登場する献立です。
「みおつくし料理帖」は、髙田郁さんの人気本、シリーズ時代小説です。
おいしいお料理がたくさん出てきます。
今度、松本穂香さんが演じる映画が公開されることで、新聞の記事でも特集になっていました。
ちょうど「はてなの飯」のレシピも載っていたので、作ってみました。
他に使う材料は生姜だけでとてもカンタン!
生魚が食べられない人にもオススメです。
カツオで作る「はてなの飯」みおつくし料理帖より
「はてなの飯」は、カツオだけで作る混ぜご飯です。
どうして、はてな?のご飯、というのかは、あとでお伝えしますね。
材料と作り方
300gが294円だったカツオ。^^
- 米は洗い、鍋に入れて水加減し、約30分浸水させてから炊く
- カツオは2cm角に切る
- ボウルにしょうゆ、酒、みりんを合わせ②のカツオを入れて約2時間漬け込む
※戻り鰹は角切りの後に、さっと霜降り(湯引き)にする。
- 鍋に下ごしらえしたカツオと生姜を入れ、煮汁がごくわずかになるまで煮詰める。
- 炊きあがったご飯に煮詰めた具を汁ごと加え、さっくりと混ぜたらしばらくふたをして、蒸らして器に盛り、刻みのりを散らす。
作って食べた感想
カツオ以外の具は生姜だけです。
今ではよく作られる献立かもしれませんが、シンプルなのにおいしいご飯です。
海苔で巻いておにぎりにしてもおいしいですよ。
主人も娘も「おいしい、おいしい。」と喜んで食べていました。
はてなの飯は「みおつくし料理帖」の『八朔の雪』に出てくる献立
「はてなの飯」は、髙田郁さんの「みおつくし料理帖」シリーズ1巻目『八朔の雪』に出てくる献立です。
「はてな・・・滅法旨いんだが、お澪坊、こいつは戻り鰹じゃあねえのかい?」
主人公の澪が作った料理を口にした、店主の種市が思わず感嘆の声を出した1品です。
何の料理かわからず、店主がはてな・・・と言ったことから、「はてなの飯」としてお店で出すことになりました。
お客さんも、口にするのを楽しみに注文する人気料理になりました。
「みおつくし料理帖」シリーズ1巻目『八朔の雪』の中でのシーンです。
「みおつくし料理帖」に出てくるお料理のレシピ本もあり、こちらにも載っています。
レシピは、みおつくし献立帖に載っています。
初鰹と戻り鰹とは?
鰹は温かい水域を好み、群れをつくって、南はフィリピン沖から北は三陸沖までのひろい海を動き回る回遊魚。
餌を求めて北に移動するものを「のぼり鰹」と呼び、とくに4月から6月頃のものは「初鰹」として、竹の子やゼンマイと共に春の旬として上げられます。
初鰹は赤々としていて、味はあっさりとしているから、表面を炙ったたたきで食べるのがおすすめ。
また、9月頃から南下し始めるものは「戻り鰹」と呼ばれます。
この頃獲れるものは脂がたっぷりとのっているため「脂かつお」・「トロ鰹」とも呼ばれます。「初鰹」に比べて、もっちりとした食感が特徴の「戻り鰹」は、秋の味として好まれています。
餌もしっかり食べて、いい体つきになった戻り鰹はお刺身で食べるのが1番!
たたきで食べるとおいしいカツオですが、実は夫が生魚が食べられません。
だから、はてなの飯にしてみました。
最後に
カツオで作った「はてなの飯」を紹介しました。
「みおつくし料理帖」は、出てくるお料理がどれもおいしそうなシリーズ小説。
もちろん、ストーリーも読みごたえのある内容で、感動できるオススメ本です。
著者の髙田郁さんが大好きなので、本はぜんぶ読んでいます。
「みおつくし料理帖」も以下で紹介しています。
気になったら、チェックしてみてください。