光の人生ノート ~ My Scrap Book~

毎日を心豊かに暮らしたい。大好きなもので人生をスクラップするように。

父親と娘の関係は良好?複雑?亡くなって初めて知った父の気持ち 

今日は、私自身の家族の話について書いてみることにしました。

家族のあり方っていろいろですよね。

そして一概には言えませんが、父親と娘の関係ほどむずかしくもあり、思春期には悩める問題かもしれません。

私も父親はずっと苦手でした。

でも自分が社会人になってしばらくしてから、少しずつ父親の気持ちもわかるようにもなってきました。

もう父はいなくて、いい思い出は少ないけど、その数少ないいい思い出はしっかり残っています。

そんな私には二人の娘がいます。
娘たちと夫は仲がいいほうかもしれません。

お父さんの気持ちを知りたい方、又は娘さんを持つお父さん、よければ最後まで読んでみて下さい。

頑固な父親が苦手だった

娘が父親の気持ちに気づくのはいつ?

私は両親と2歳年下の弟の家族の中、育ちました。
父も母も、周りの人には優しいのに、子どもには厳しい親でした。

父は仕事は自営業でしたが、事務所は別にあり、休みの日は好きな絵を描きに出かけていてあまり家にはいませんでした。
私はずっと頑固な父が嫌いでほとんど口をききませんでした。
と言うか、何を話していいかさえもわかりませんでした。

特に私が10代後半の頃です。
そんな私を父も快く思っていなかったでしょう。

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しかし、私も社会人になり、少し大人の気持ちもわかるようになってきました。

父との関係が少しずつ良くなっていったのは、母親の入院がきっかけでした。
母は病気を患い、入退院を繰り返すようになりました。

弟は、高校を卒業して一人暮らしをはじめていましたので、私は父親と2人での生活を送ることになったのです。

その頃、父は自宅の隣に仕事場がありました。
私のほうが仕事で帰ってくるのが遅いので、晩ご飯を何かしら作ってくれ、作れない時には自分の馴染みの店へご飯を食べに連れて行ってくれました。

弟が言いました。
「あのオヤジと姉ちゃんが2人で出かけるなんて、信じられへん。」

私はあまり父にプレゼントをした記憶がないのですが、この頃、誕生日プレゼントに財布をあげました。
この財布を、父は亡くなるまでずっと大事に使ってくれました。

そして、今度は父もガンに侵されてしまいます。

でも入院中、看護婦さんに「〇〇さん、気分どう?」と聞かれては「絶好調!」という様な父でした。
一度もつらいとも、しんどいとも言いませんでした。
ちょっと体調が良いと先生に許可をもらい、パジャマのまま、バスに乗って家に帰って来るくらいだったんです。

手術もして退院できました。

約1年後、私は結婚して、翌年には長女を出産しました。
病院に娘の顔を見に来てくれた父が「もう、これで思い残すことはない。」と言ったのを、よく覚えています。

そして私は産後すぐに、長女を連れて実家に戻り、母と父と過ごしていました。

1週間後、父は病院に行ってくると言って出かけて、そのまま病院から帰してもらえませんでした。
すぐに入院させられ、もう家には戻してもらえないほど悪かったのです。

私が長女を産んで1ヶ月後、父は亡くなりました。

娘を持つ父親の気持ち

その後すぐだったか、しばらくしてからだったか忘れましたが、
父親が親しくしていた方から言われました。
「お父さんはな、財布に〇〇ちゃん〈私)の結婚式の時の写真を入れて、いつも大事に持ってたんやで。この財布は〇〇がくれたって嬉しそうに言うてな。」

父との思い出

父の友達から教えてもらわなければ、私はそのことを一生知りもしなかったでしょう。
父は特に私が知らなくてもいいと思っていたかもしれませんが、
私は教えてもらえて良かったと、心から思いました。

私の父こそ、そんなことをするタイプの人ではないと思っていたからです。

そして、その時にはじめて父親の娘に対する気持ちも知りました

思い返せば、父との思い出は喧嘩したこととか、腹が立ったこととか、良くないことの方が多いですが、その財布の話だけで、もう他のことはどうでも良くなってしまいます。

伝えないとわからない

自分の気持を面と向かって本人に伝えるのは恥ずかしいし、難しいこともあります。
その時に、第3者が代わりに伝えてあげてもいいと思います。

家族だから口で言わなくてもわかる、というのは間違いです。
言われないとわからないことの方が多いです。
態度でわかって欲しいと思うこともあるでしょうが、気づかない人の方が多いです。
だから、本当に伝えたいことはきちんと口で言って伝えたほうが良い

でも、あえて言わなくていいことは黙っていていいと思います。

そして、多分「この気持ちは墓場まで持って行く。」という、家族も誰も知らない事実や物事って、たくさんあるのかもしれないとつくづく思うのでした。

知らずに済むほうが良いこともあるよね。

そうだよね。
でも、本当に伝えたいことはちゃんと伝えておこうね。

わが家の夫と娘は仲がいい方かも

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続いて、では私の娘たちと夫との関係はどうか、と言いますと、どちらかと言うと良好な方だと思います。

娘たちは、現在22歳と20歳です。

けんかしたり、夫が怒ることも何度もありましたが、
長女が20歳の時にも、夫と2人で京都まで出かけたり、映画を見に行ったりしていました。

そして、夫の娘に対する親心はどうなのでしょう。

娘たちが小さい頃に出していたひな祭りのひな人形、私がすぐに片付けようとすると、夫は「そんなにすぐに片付けなくてもいいやん。」と言ってまだ出しておきたがりましたね。
*「ひな人形をいつまでも出しておくと娘が縁遠くなる」という言い伝えがあります。

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きっと何歳になっても娘はかわいいのでしょう。

帰りが遅くなって怒っていても、本心は眠れないほど心配していますし、娘の友だちの結婚話を聞いたら「うちはまだまだ。」と真面目に答えています。^^;

娘たちが、そんな父親の気持ちに気づくのも、まだまだ先のことでしょう。

おわりに

父親と娘の関係について、体験談から書いてみました。

お父さん、娘さんの成長はあっという間ですよ。
一緒にいれる時間を大切にしてくださいね。 

長い文章をここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

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