光の人生ノート ~ My Scrap Book~

毎日を心豊かに暮らしたい。大好きなもので人生をスクラップするように。

語り継がれて欲しい『赤毛のアン』原作者のモンゴメリの人生が重なる

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子どもの時に大好きだったアニメ、『赤毛のアン』

毎週、日曜日に放送されていた、世界名作劇場は楽しみでしたが、中でも「赤毛のアン」は子ども心にも響くシーンが多く、魅力がいっぱいでした。

今の子どもたちにも見て欲しいですね。

Amazonプライムでも見れるから、夏休みとかに1~2話ずつ見るのもいいですね。

私は、赤毛のアンの原作者のモンゴメリも好きです。

『赤毛のアン』には、モンゴメリの人生が重なる部分もあるような気がします。

『赤毛のアン』の魅力や、モンゴメリについて紹介します。

『赤毛のアン』のお話

マシュウ・カスバート驚く

まず、『赤毛のアン』がどんなお話かを紹介します。

舞台はカナダのプリンスエドワード島のグリーン・ゲイブルズ。

そこに住んでいた、年老いた兄妹、マシュウとマリラ。

ともに独身で暮らしてきた2人は、働き手が欲しくて、孤児院から男の子を引き取ることにします。

しかし、何の手違いか、やってきたのは赤い髪の毛の女の子で、名前をアンと言いました。

気の強いマリラはすぐに孤児院へ戻そうとしますが、優しいマシュウは引き取ろうと言います。

マリラはしぶしぶ承諾して様子を見ることにしました。

アンは空想するのが好きで、ちょっと変わったことを言ってはまわりを戸惑わせたりします。

そんなアンをマリラは厳しく、マシュウは温かく見守りながら暮らしていきます。

本当は、孤児でさみしい思いをいっぱいしてきただろうに、それを空想でまぎらわせていたんですよね。

アニメを見ていた子どものときは、そういうことに気づかずに見ていました。

アンの想像力が、とても魅力的だったんですね。

アンは学校へ通い、ダイアナという親友もできます。

アンの赤毛を「にんじん」と言い、からかってきた男の子はギルバート。

アンは、怒ってギルバートに仕返しをするんですが、今でも、このシーンはよく覚えています。

ギルバートとは、しばらく口をきかなかったものの、仲直りするときが来ます。

アンは、マリラとマシュウに大事な仲間たちと過ごしていき、立派な女性に成長していきます。

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『赤毛のアン』のお話を知りたいなら

『赤毛のアン』は、アニメ以外にもお話を知ることができます。

本と映画があります。

小説『赤毛のアン』

原作は、L.M.モンゴメリの長編小説です。

私は、TVアニメでストーリーを知って『赤毛のアン』が大好きになりましたが、小説の方は読んでいません。

本で読んだらもっと感情移入できて、アンやまわりの人たちの気持ちもよくわかりそうですね。

子どもも読みやすい、青い鳥文庫でも発売されています。

実写化された映画「赤毛のアン」

1986年、1988年に『赤毛のアン』の映画が公開されました。

アン役がミーガン・フォローズの作品です。

私は映画館で見ましたが、カナダの美しい景色とアンの世界が充分に味わえる作品でした。

アン役のミーガン・フォローズをはじめ、他の配役もとても合っていて、私が子どもの時に見たアニメの『赤毛のアン』の印象を、そのまま実写化されていました。

長い作品ですが、見ごたえあり、アンの世界にどっぷりハマれるステキな映画です。

このあとにも、違うキャスティングで映画化された作品もあります。

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モンゴメリの人生が重なる

1874年、『赤毛のアン』の原作者、ルーシー・モード・モンゴメリは、カナダのプリンスエドワード島で生まれました。

1歳の時に母親が結核で亡くなり、父はカナダ西部へ移住したため、祖父母によって育てられたモンゴメリ。

アンと同じ様な境遇だったんですね。

いつも前向きに過ごしていたと言いますが、境遇は厳しかったようです。

アンのように空想をしては自分の世界を持っていたのかもしれません。

詩やエッセイを書いてはよく投稿していたようです。

33歳のときに『赤毛のアン』を出版しました。

このお話を、村岡花子さんが翻訳されたことにより、日本にも広まりました。

2014年にNHK朝の連続ドラマで放送されていた「花子とアン」。

この番組で村岡花子さんを知った方も多いのではないでしょうか。

翻訳されることがなければ、私たちは「赤毛のアン」に出会うことがなかったかもしれない。

そう思うと、遠い昔に、海外と日本をつなぐことができたことが奇跡のようにも思います。

モンゴメリはスクラップづくりが好きで、熱心に打ち込んだそうです。

それも、つらいことから気を晴らすためだったのかもしれません。

牧師であるユーアン・マクドナルドと結婚していましたが、彼は長い間、うつ病を患っていました。

そして、モンゴメリも最期はうつ病が原因で亡くなったとされています。

でも私は、モンゴメリが残したこの言葉が大好きです。

なんて素晴らしい日でしょう。こんな日に生きているというだけでしあわせじゃないこと?

最後に

『赤毛のアン』と、原作者のモンゴメリについて紹介しました。

ずっとずっと語り継がれて欲しい物語です。

悲しいとき、さみしいときに、空想して自分の世界を作ることで生きていける希望が湧いてくるのかもしれません。

決してあきらめず、進んでいくことを教えてくれる物語です。